| テーマ・内容 | |
| 授業計画 | ラテンアメリカは、地理的領域が広く、主要にはブラジル(ポルトガル語系)と他のスペイン語系諸国によって構成されている。近年では、カリブ海地域もラテンアメリカ研究に含めるようになった。同じ西半球(アメリカ大陸全体)にある米国とラテンアメリカであっても、日本からの関心は、圧倒的に米国に集中しているようだ。とはいえ近年では、サッカーの国際試合や日系移民(出稼ぎ)などの存在でラテンアメリカを身近に感じる人もいるようだ。またラテンアメリカ音楽や、人によってはマヤ、アステカ、インカなどの文明などへの興味から、ラテンアメリカについてもっと知りたいと好奇心を抱く人もいるだろう。 本授業は、現代のラテンアメリカに絞って、各国別に、とりわけその政治・経済的特徴を手短に把握するとともに、ラテンアメリカの総合的な基礎理解を目指す。最初の1,2回は、ラテンアメリカの基礎知識を学ぶ。次にテキストに沿って、(1)ラテンアメリカの概観、(2)メキシコ、(3)中米諸国・パナマ、(4)カリブ海地域、(5)南米・新自由主義革命の明暗、(6)南米・民主主義の地平、(7)ブラジル、(8)地域統合、(9)文化としてのラテンアメリカ、の主題を扱う。各回とも、ラテンアメリカ全体を視野に入れた、また日本や国際社会との関係をも含んだ活発な討論を期待したい。このようにして現代ラテンアメリカの各国別の特徴とともに、ラテンアメリカ全体に通じる共通性を学ぶことになるだろう。それは総合的にはラテンアメリカの基礎理解を得たことになるだろうか。たとえばラテンアメリカは、同じ米国やカナダと大陸続きであるのに、どうして政治・経済・社会的な発展にこれほどの差ができてしまったのかという基本的問いにも答えられるようになってほしい。
ラテンアメリカは、これまで個々の国同士、お互いに反目があり、紛争が絶えなかったが、ここにきて、各地域ごとの協調・協力が目立つようになってきた。また授業を通してラテンアメリカの魅力が、受講生に伝わればよいと願っている。 | |
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