山田 満教授(政治学博士)
          (客員教授)
 
専門分野 : 国際関係論、国際協力論、平和構築論、東南アジア政治論


 

紛争後の平和構築(主として東南アジアの紛争予防と平和構築、市民 社会の役割)。東南アジアのエスニシティと国民統合問題。
 

冷戦後続発する「破綻国家」「失敗国家」「脆弱国家」をいかに再建するのか。国際社会の焦眉の課題となっている平和構築を研究テーマにしている。特に、東南アジア地域の紛争予防と平和構築に関心を持ち、東ティモール、ミンダナオ、南タイ、アチェ、ミャンマーなどの事例研究をしている。また、国際協力のアクター研究をしている。政府、国際機構、NGOなど国際協力におけるそれぞれのアクターの役割と連携を調査している。なかでも、市民社会、NGOなど草の根レベルの役割に注目している。
東南アジア地域研究としては、多様な民族、宗教、価値観を有するマルティ・エスニック国家の国民統合問題に関心がある。実践活動も重視しており、平和・開発のNGOの代表も務めている。また、日本政府や国際NGOの派遣を通じて、アジアの選挙監視活動にも従事し、平和構築や民主化支援活動の現場の経験を有している。

 
東南アジア地域特論
東南アジア地域を事例に、地域機構のASEANの問題、東南アジア地域の紛争の特徴、平和構築の実情などを取り上げる。東南アジア研究を通じて、他地域との比較の視点を養ってもらう。
平和構築特論
紛争分析や紛争解決手法を紹介する。それらの理論や枠組みを利用して実際の紛争を考察する。また、紛争予防の視点から開発問題を考えたり、平和構築におけるアクター間の役割と連携、さらにガバナンス問題などにも言及する。
   
 

オハイオ大学大学院東南アジア研究科修了。東京都立大学大学院社会科学研究科博士課程単位取得退学。東ティモール国立大学客員研究員。国際NGOや内閣府PKO派遣選挙監視員。JICA専門家派遣を経験。

   
 

(著書)
『多民族国家マレーシアの国民統合』(大学教育出版、2000年)
『「平和構築」とは何か』(平凡社新書、2003年)
『新しい平和構築論』(共編著、明石書店、2005年)
『東ティモールを知るための50章』(編著、明石書店、2006年)
(共著)
『現代アジア最新事情』(大阪経済法科大学出版部、2002年)
『21世紀の平和学』(明石書店、2004年)
『平和構築』(早稲田大学平山郁夫記念ボランティアセンター、2005年)
『アジア地域秩序と ASEANの挑戦』(明石書店、2005年)
『日本で学ぶ国際関係論』(法律文化社、2007)
『国家建設における民軍関係』(国際書院、2008年)
『現代アジア研究:2 市民社会』(アジア政経学会監修、慶應義塾大学出版会、2008年)
(研究論文)
「マレーシアにおける平和構築の試み」(日本平和学会編『平和研究』第30号、2005年)
「ルックイースト政策の概観とポスト・マハティールの課題と展望」(JBICI DISCUSSION PAPER No.10)(2006年6月、国際協力銀行開発金融研究所)
「東ティモール政変の背景を探る」(『論座』朝日新聞社、2006年8月号)
「独立後初の国政選挙を終えた東ティモールの政治社会状況と今後の展望」(『海外事情』、2007年10月号)など多数。

    
 
有職者の方々は、いままでの知識・経験を国際協力の現場で活かしてみませんか。まずは大学院で勉強してから国際協力の道に進むのも歓迎です。いずれにしても、入試説明会にいちど参加し、いろいろと相談してください。