渡辺 和子教授(Dr.phil.) 専門分野 : 宗教学、死生学、アッシリア学、旧約聖書学、神話学


 

 

死生学の可能性、古代メソポタミアの宗教、誓約文書、古今東西の死生観、死者儀礼など。

 
 

・宗教学に関する文献研究
・死生学に関する文献研究
・古代メソポタミア宗教に関するアッカド語文書研究
・旧約聖書に関する研究

   
 

文献研究を中心にします。二次文献を読みこなす語学力(英語のほかにドイツ語、フランス語など)の養成のほかに古代語(アッカド語、ヘブライ語、ギリシャ語、ラテン語など)の習得を勧めます。
目次、注、文献リスト作り、口頭発表、小論文作成提出などの課題を繰り返すことによって、長大な論文作成の基礎作りをします。

 
宗教民俗学T
古代から現代までの宗教現象を視野にいれながら、どのような枠組みによって宗教をとらえることができるかを検討します。近代宗教学の再検討、死生学、神話学の研究などのテーマを取り上げます。
宗教民俗学U
人文社会学の新しい理論をふまえて、神話や宗教文書に題材をとり、宗教学と死生学研究の新しい可能性にいどみます。
人間論演習G
宗教学、死生学の理論のほか、修士論文のテーマにそって指導します。
宗教学研究(D)
宗教学の研究史と新しい理論に関する文献を参加者で分担して発表します。
古代メソポタミア宗教研究(D)
アッカド語で書かれた原文書を読みながら古代メソポタミア宗教のあり方を探ります。

特殊研究(研究指導)(D)

博士論文のテーマに沿って指導します
   
 

東京大学文学部宗教学科卒業(文学士)。同修士課程修了(文学修士)。同博士課程中退。ハイデルベルク大学アッシリア学科修了(Dr. phil.)。現在の関心事は宗教学、死生学、神話学、旧約聖書、宗教思想などの研究、古代メソポタミアの粘土板に書かれたアッカド語文書の研究(アッシリア学)など。1990年から東洋英和女学院大学に奉職。

   
 

Die ade-Vereidigung aslaslich der Thronfolgeregelung Asarhaddons, Berlin (1987)[日本宗教学会賞受賞]、Neo-Assyrian Treaties and Loyalty Oaths (共著) Helsinki (1988)、『現代宗教学4 権威の構築と破壊』(共著)東京大学出版会(1992)、『聖なる空間』(共著)リトン(1993)、『世界神話事典』(共著)角川書店(1994)、『世界の歴史1 人類の起原と古代オリエント』(共著)中央公論社(1998、文庫版2009)、Priests and Officials in the Ancient Near East (編著) Heidelberg(1999)、『岩波講座世界歴史2 オリエント世界−7世紀』(共著)岩波書店(1999)、『四大文明 メソポタミア』(共著)日本放送出版協会(2000)、『太陽神の研究』上下巻(共編著)リトン(2002-2003)、「臓器移植と現代の神話」『現代宗教2003 宗教・いのち・医療』東京堂出版(2003)、『岩波講座宗教3 宗教史の可能性』(共著)岩波書店(2003)『古代オリエント事典』(共著)岩波書店(2004)、『もう一度学びたい世界の宗教』(監修)西東社(2005)、『死生学年報2005 親しい者の死』(共著)リトン(2005)、『異界の交錯』上下巻(共編著)リトン(2006)、『死生学年報2006 死の受容と悲嘆』(共著)リトン(2006)、『神話と現代』(共著)リトン(2007)、『死生学年報2007 生と死の表現』(共著)リトン(2007)、「古代メソポタミアの『宗教』研究をめぐって」『東洋英和 大学院紀要』(2008)、『死生学年報2008 <スピリチュアル>をめぐって』(共著)リトン(2008)、
『宗教史とは何か』 上下巻 (共編著)リトン(2008-2009)、『死生学年報2009 死生学の可能性』(共著)リトン(2009)、『死生学年報2010 死生観を学ぶ』(共著)リトン(2010)、 その他。

    
 

宗教学も死生学も奥が深く、広大な学問領域ですから、粘り強く取り組んでください。古今東西の人間の文化現象すべてが研究対象となりえます。この魅惑的な領域で問題意識と研究の可能性を十分に広げるために、現代の諸語だけでなく、古代語の習得にも力を注いでください。人文社会科学のすべてが宗教学と臨床を含めた死生学に関連するといえます。そのためにも、各人が何かの専門をもつことが大切です。