篠原 道夫 教授    専門分野 : 臨床心理学


 

子どもの心理療法の実践と研究、特に遊戯療法における子どものファンタジーの展開とその変容に関心がある。

 
 

・心理療法を通してみた児童期・思春期の心理的世界に関する研究
・遊戯療法の臨床過程に関する研究
・箱庭療法におけるイメージ表現に関する研究

   
 
大学院に進学した学生は、そこで心理臨床家の卵として第一歩を踏み出す。その一歩の中から、自分の研究テーマをすくい上げる者が多い。そして、単なる「実践報告」の水準を超えて、「研究」の水準まで高めなければならない。しかし、そこで多くの者が苦労している。院生からは、「教育ママ」と呼ばれている。
 
臨床心理学特論
臨床指導及び研究指導のための小グループである。M1とM2合同の7〜8人で構成している。夏合宿では、学部ゼミ生と合同で「ファンタジー・グループ」を実施している。
臨床心理基礎実習
学内実習・学外実習の核である。他4名の教員と協同で担当している。篠原は、箱庭制作を媒介としたグループワークを実施し、学生の自己理解・自己体験を深めている。
臨床心理実習
臨床心理査定、心理療法、臨床心理学地域援助に関する実際的能力を身につけさせる。
発達臨床心理学特論
児童臨床、特に遊戯療法の実際について学んでいる。箱庭療法や精神分析的な発達理論の文献研究、事例研究などを実施している。
臨床心理学研究(D)
本講義においては,臨床指導力のある心理臨床家(将来のスーパーバイザー)の育成を目指している。

特殊研究T〜V(D)

博士後期課程論文指導
   
 

一橋大学社会学部卒。横浜国立大学大学院教育学研究科修了。群馬大学教育学部助教授、本学助教授などを経て,2009年より現職。臨床心理士。東洋英和こころの相談室指導相談員。第8回河合隼雄賞(日本箱庭療法学会奨励賞)受賞。

   
 

「境界例と遊戯療法」『ボーダーラインの人々』(ゆまに書房,2005,所収)
「思春期イニシエーションとしての心理療法」 箱庭療法学研究第18巻2号(2006)
「引き裂かれた“もの”」 箱庭療法学研究第19巻1号(2007)
「適応指導教室の意義―サナギとしての不登校」 『スクールカウンセリングの基礎と経験』(日本評論社,2008,所収)
「教育臨床」『医療心理臨床の基礎と経験』(日本評論社、2010、所収)

    
 

本当に苦しいのは、大学院に進学した後の勉強です。頭の勉強だけで済まなくなり、心を鍛えなければなりません。頭の勉強だけの方が、楽です(本当です)。