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博物館学芸員実習を行いました④

2014年度の博物館実習について随時ご報告してきましたが、いよいよ最終回です。12月で今年度の学芸員実習が終了します。ここでは、後期に入ってから実習に行った英和生と館園の様子をご紹介致します。

まず神奈川県立フラワーセンター大船植物園です。1024日~116日まで実習でした。博物館法では植物園も「博物館」です。それゆえ、植物が好きな学生やなかなかできない体験を求める学芸員課程履修者は、植物園を実習先に選ぶことも珍しくありません。他大の実習生も農学部や園芸科の学生が多いのかと思いきや、油絵などを専攻する美大生もいます。実習中には展示物である植物の管理や育成について学ぶだけでなく、菊花大会やフラワーフェスティバルといった催事の準備・対応も経験します。また毎日緑を目にし、土に触れ、香りを楽しむことにより、心身ともに癒されながら実習をすることができます。そのせいか英和生も普段以上に素敵な笑顔で作業をしていました。

CIMG6816(博・大船植物園②)サイズ小.jpg 大船植物園(博・大船植物園③)サイズ小.jpg


次に家具の博物館をご紹介します。実習期間は1127~125日です。同館は「家具の伝承―継承―創造」をテーマとし、日本だけでなく世界の家具を展示している産業文化博物館です。実習生は実習の一環として館内の展示替えをします。学芸員の方によると「細かく指示を出すとアルバイト感覚になってしまい、指示されたことしかやらなくなるので、ある程度実習生に任せ、自分たちで考えて作業してもらうようにしている」そうです。実習生同士が試行錯誤しながら展示したものを、学芸員の方にチェックして頂きます。展示物が家具なので重い資料が多く、女性には扱いが大変なこともあるのですが、実践的なプログラムを望む学生には最適の実習先といえるでしょう。

博・家具の博物館① サイズ小.jpg 博・家具の博物館② サイズ小.jpg

最後に弥生美術館についてご報告したいと思います。実習は108日~1114日でしたが、同館には企画展でも大変お世話になりました。東洋英和女学校高等科の卒業生であり、NHK連続テレビ小説で話題となった村岡花子の企画展が催されたのです。74日~928日まで開催された「村岡花子と『赤毛のアン』の世界展」は、史上最高ともいえる来館者数を記録したそうです。開催期間の約3ヶ月間で1年分の来館者が訪れたとのこと。イベント時には展示室に入りきらない程のお客様が来館され、人気の高さがうかがえました。実習生にも同展の資料返却や掲載記事のスクラップなど、村岡花子にまつわる業務を用意して下さり、英和生にとって「今ここでしかできない実習」を経験することができたのではないでしょうか。

チラシ(博・弥生美術館①)サイズ小.jpg 弥生美術館入口(博・弥生美術館②)サイズ小.jpg


末筆ではございますが、実習生を受け入れて下さった神奈川県立フラワーセンター大船植物園、家具の博物館、弥生美術館の皆様に心より御礼申し上げます。本当にありがとうございました。実習生は実習での学びや気づきをそれぞれの専門領域に活かすようにしましょう。