酒井郷平講師、LINE株式会社×山口市の講座開発に協力。スマホ活用で地域の情報格差を解消へ


LINE株式会社、山口県山口市が共同で、4月15日『地域で考えるスマートフォン・SNSの活用講座』を開発し、その教材を公表しました。同日、山口市阿東地域交流センターで公開講座が開催されました。酒井郷平講師(専門:教育工学・情報教育)は講座・教材の開発、講座の監修を行いました。
講座開発・講座実施の目的は、地域におけるデジタルデバイド(情報格差)を解消することで自治体の提供するデジタルサービス利用を促し、誰一人取り残さない行政DXの実現を支援することです。
本学は、LINE株式会社と共同研究契約を締結し、本研究支援を実施しました。酒井郷平講師は、講座全体の監修、教材・プログラムの開発、データの分析を行いました。4月15日の公開講座では活用編として、スマートフォンに不慣れな地域住民の方に山口市LINE公式アカウントの活用や、LINEオープンチャットを用いてLINEの操作をレクチャーしました。参加した方は「70歳になってからスマホを持った。先日サクラの写真を子どもに送りたかったができなかった。この講座で習ったことを活かして、家に帰ったらチューリップの写真を送りたい」と感想を述べられました。
酒井郷平講師は「社会の情報化が加速する中、地域のデジタルデバイドが問題となっています。最近では、地域・自治体からのサービスや高齢者向けのサービスもスマートフォンに対応したものが多く、それらを活用することが暮らしの安全や豊かさにつながります。今後は、サービスを提供するだけではなく、ICT活用に消極的な方に対して、どのように利用を検討していただくきっかけを作るかが重要と考えます。そのきっかけとして地域・自治体において本講座・教材を活用していただければ幸いです」と本講座・教材の開発・監修への思いを語りました。
詳しくは、LINE株式会社のホームページをご覧ください。
https://linecorp.com/ja/pr/news/ja/2022/4202
酒井講師は、2021年に一般財団法人LINEみらい財団との共同研究を行い、情報モラル教育教材「SNSの上手な使い方を考えよう!」の開発に携わりました。
詳しくは、LINEみらい財団のホームページをご覧ください。
https://line-mirai.org/ja/events/detail/29
≪プロフィール≫
酒井 郷平(さかい きょうへい)
国際社会学部国際コミュニケーション学科 講師
主な担当科目:基礎情報科学
専門分野:教育工学・情報教育
詳しくは以下のページをご覧ください。
https://passport.toyoeiwa.ac.jp/kg/japanese/researchersHtml/18006/18006_Researcher.html



