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2022年04月19日:メディア掲載

桜井愛子教授・平体由美教授の編著「社会科学からみるSDGs」が出版されました

国際社会学部国際社会学科 桜井愛子 教授、国際社会学部国際コミュニケーション学科 平体由美 教授の編著「社会科学からみるSDGs」(小鳥遊書房)が2022年4月に出版されました。本学の教員が中心となって執筆した本です。

書籍情報は出版社サイトをご覧ください。
https://www.tkns-shobou.co.jp/books/view/425

桜井愛子 教授からの書籍紹介コメント:
『昨今、電車やネットの広告や、学校の授業でもSDGsが多く扱われ、政治家や企業人などの大人たちはSDGsのロゴを示したバッジを胸につけてSDGsへの取組をアピールしています。しかし、SDGsとは、プラスチックゴミの削減などの環境問題やいわゆる途上国での貧困や飢餓をへらすための目標を意味しているだけなのでしょうか?皆さんもすでによく知るSDGsと大学での学びがどう関係してくるのでしょうか?
本書は政治学、経済学、社会学、国際協力、国際関係などの分野の本学教員が、社会科学の視点からSDGsを複眼的に検討し、SDGsに掲げられる社会問題と地域、日本社会、そして国際社会とのつながり示し、課題解決に向けた私たち一人ひとりの行動の選択と実践を可能にするための「物差し」を提供することを目指しています。』

平体由美 教授からの書籍紹介コメント:
『この本の企画に参加するまでは、一般的に環境保護中心と理解されているSDGsと自分の研究の関連を深く考えることはありませんでした。あらためてSDGsとは何かを勉強しなおし、執筆担当の先生方と議論を繰り返すことで、環境保護はSDGsの一部に過ぎず、むしろ「誰一人取り残さない」という哲学が重要であることに気づかされました。環境保護のメガネをいったん外し、「誰一人取り残さない」ことがなぜ重要なのか、そのために何が必要かを、この本を通して再考していただければ幸いです。』

≪プロフィール≫
桜井 愛子(さくらい あいこ)
国際社会学部国際社会学科 教授
兼 東北大学災害科学国際研究所 教授(クロスアポイント)
主な担当科目:国際教育論
専門分野:教育開発・防災教育
https://passport.toyoeiwa.ac.jp/kg/japanese/researchersHtml/17009/17009_Researcher.html

平体 由美(ひらたい ゆみ)
国際社会学部国際コミュニケーション学科 教授
主な担当科目:現代のアメリカ
専門分野:アメリカ史、公衆衛生史
https://passport.toyoeiwa.ac.jp/kg/japanese/researchersHtml/17008/17008_Researcher.html