帰国・留学レポート

梨花女子大學校(韓国)

国際社会学部 国際コミュニケーション学科 (梨花女子大學校2019)

留学期間:2019年9月~2020年6月

韓国留学1か月目
 828日に日本を出発し、約1ヶ月が経ちました。最初の1週間は緊張と動揺の連続でしたが、最近では周囲の方々の助けもあり、韓国の文化に溶け込み始めていると感じることもあります。9月の中頃から急に寒くなり、さらに台風と雨の日が続きましたが、今現在はとても心地の良い天気なので、ゆっくりとした時間を過ごしたくなってしまいます。

 大学に到着した翌日からオリエンテーションが始まり、重要事項の説明等を受けました。その後、PEACE Buddyとの顔合わせがあり、グループの留学生メンバー5人、韓国人メンバー1人と共にキャンパスを回りました。このPEACE Buddyという制度では、韓国人の学生が留学中の生活を手助けしてくれたり、文化体験をしに様々な場所に連れて行ってくれたりします。女子大学としては最大規模の梨花女子大學校では留学生の数が多いため、学生が主体となってサポートを行う場面が多いようです。

 留学生向けの行事やアナウンスはほとんど全て英語で行われます。
PEACE Buddyでの活動中には、英語での会話についていけずにいる私を気遣って、韓国人の学生が韓国語で話しかけてくれました。英語の必要性については分かっていたものの、いざ生活で使うとなると、今まで勉強してきた英語が全く役に立たないことを痛感しました。そのため、当初は英語で行われる授業をいくつか取ろうとしていたところ、結局は全て韓国語での授業を取ることになりました。次の学期では英語での授業を取れるように、今学期は英語を勉強しようと思います。

 授業が始まると、想像以上に忙しくなりました。韓国語の授業は月曜日から木曜日の朝8時から始まるため、毎晩早く寝なければなりません。そのため、寮に戻ってから寝るまではあっという間に時間が過ぎてしまいます。その他の授業は韓国人学生の中に混ざって授業を受けるので、予習復習をしないと授業についていくのが大変です。パワーポイントを一枚読むのに日本語の時の何倍もの時間がかかり、十分にできていないと感じることも多いので、何かいい方法がないかを考えています。また、私は勉強中に他のことをしたくなったり、眠くなったりして集中力が続かず怠けてしまうことが多いのですが、そんな時にはルームメイトが勉強している姿や梨花の学生たちの授業を聞く態度から刺激を受け、自分を見つめ直すことができるため、この環境に感謝しています。

韓国語の学習について
  たった1ヶ月の滞在ですが、日本と違うと感じた点があります。それは、韓国の人々にとってデモや社会運動は日本よりも身近にあるということです。韓国では、休日になるとデモが行われることが多いと聞きました。実際にソウル市内を走るバスに乗っていたら、ソウル駅周辺で行われているデモの影響でルートが変更になったということもありました。デモでは多くの学生が列を作り、楽しそうに旗を振って行進していました。大学内でも、学校に対して制度の改善を求める署名活動やビラ配りを行っているところを目にすることがあります。休み時間には教室を回って呼びかけをしていましたが、教授も学生たちも何も言わず、聞き終わるとちらほらと拍手が聞こえてきました。

 日本では留学に来る前から、連日のように「
NO JAPAN」についての報道がされていました。日本国旗を連想させる不買運動のマークが韓国内で広がっていることや、日本製品を捨てたり燃やしたりするパフォーマンスが行われているということは、日本人の目には異常な集団のように映ったと思います。韓国では、デモを起こすこと自体が日本ほど批判的に見られるわけではなく、権力に対しての不満があれば即座に行動に移すことを良しとする考えがあるのではないでしょうか。デモが人々にとって身近な分、様々な形の活動が存在するのではないか、だからといって韓国でのデモが全て肯定的に受け入れられているわけではないかもしれない、と日本と韓国の違いについて少し考える時間を持てました。

 周りとの学力や意識の差を感じては焦り、残りの時間で何かを得て帰れるだろうかと不安になりますが、自分の目で見て、感じて、日本と韓国、その他の国々への理解を深めることができればと思います。