帰国・留学レポート

オレゴン大学AEI(アメリカ)

国際社会学部 国際コミュニケーション学科(オレゴン大学AEI2019)

留学期間:2019年9月~2020年3月

◆今月のカルチャーショック
 帰国日が近づく中、留学生活がもうじき終わることの達成感と、帰りたくない気持ちが日々募っています。9月に渡米した時は一人で、今こうしてたくさんの人と毎日楽しく過ごせていることは全く想像できなかった為、今が本当に幸せで信じられません。ここで出会えた人たちと今のように会えなくなる現実を受け止めなければいけないので、とても悲しいです。残り少ない日々も友達と多くの思い出を作りたいと思います。

 アメリカでも連日コロナウイルスの話題で持ち切りです。1月下旬が中国の旧正月(春節)の為、中国にゆかりのある学生たちは帰国した学生が多かったので、コロナウイルスが広まるのではと噂となりました。そのため、先月から今月にかけてこちらでもスーパーでマスクが売り切れたり、寮のダイニングで日本人の私がご飯を食べているときにあまり近くに人が座ってくれなかったりします。アジア人に対しての偏見が徐々に強まってきている気がします。アメリカ西岸部でも広まりつつあるため、油断はできません。今後も健康に気をつけながら、留学生活を送りたいと思います。



◆今月の成長体験

 今月の目標は、ジョークやユーモアを取り入れた英会話力の向上でした。この留学の集大成として、今まで以上にたくさんの人と積極的に会うようにしました。特に一番役に立ったと思うのは、週1時間のConversation Partnerとの会話です。英会話の練習といっても、週末の予定や趣味についてなど普通の会話なので特に緊張もせず、一時間があっという間に過ぎます。私は前学期からパートナーを変えず同じ人に相手をしてもらっています。彼女は教育学部4年生で、私は教職課程を履修しているため、興味がある学問が一緒で、また趣味も同じだったので会話が弾みます。普段私が考えないようなことや、知らなかったことなどを英語で聞くことは時々理解に苦しむ場合もありますが、楽しいです。会話中にわからない単語や表現があった時に教えてもらえることはもちろん、その内容から派生した内容も教えてくれるので本当にいい時間で、毎週楽しみです。また、授業の休み時間や語学学校の週末にあるアクティビティでクラスメイトと話すときも、会話をもっと楽しもうと心がけるようになりました。そのおかげで、その場を盛り上げられる、笑える軽いジョークも言えるようになりました。9月に来た時には考えられなかった成長を感じ、本当に嬉しいです。



◆日本について聞かれたこと、考えたこと

 今月は街で日本に関連する行事が多くあり、参加してきました。私が通うオレゴン大学は日本語学部があり、他学部に通う学生でも第二外国語で日本語が履修可能なため、日本文化に興味を持っている学生と多く出会うことができます。アメリカで日本語を本格的に学べる大学は珍しく、日本語学部で勉強したいためにほかの州から来る学生も多いです。そのため、他の地域よりも日本文化に親しみやすいのではないかと思います。以前、10月のマンスリーレポートでも書いたコーヒーアワーでは、普段はピザが用意されるところ、今回は日清食品のカップラーメンが一人づつ振る舞われました。3分で食べれられるという事がいつもすごいと思うと友達に言われました。

 オレゴン大学Japanese Students Organization (JSO)主催のJapan nightというイベントでは、お寿司の振る舞いやJ-popの曲を用いたダンス披露、琴の演奏がありました。毎年開かれているイベントのようで、今年のテーマは東京オリンピックでした。五輪の飾り付けがあり、クイズでは携帯電話に使われている金属を使ってメダルが作られたことが取り上げられていました。携帯電話の再利用に関して「すごい」とたくさん褒められ、日本の技術を誇りに思いました。街全体のイベントとしては35th Asian Celebrationが開催され、この地域でみられるアジア文化の紹介が2日間に渡って行われていました。普段オレゴン大学内の日本関連団体に関わっていたので、街の人に受け入れられているのかを知る良い機会でした。東南アジア地域、中華世界、日本文化の紹介が行われており、日本文化の紹介では街にある盆栽教室に通う生徒さんの作品展示や中学生がレゴで作った日本の風景、広島・長崎の原爆についての展示がありました。特に驚いたのは、街にある和太鼓教室に通う子供たちが和太鼓の制作工程に携わっていることでした。制作工程から携わっているので、演奏はとても心がこもっていました。日本文化が思っていたよりもこの地域の人たちにとって身近な文化であることがわかりました。