人間科学部在籍 渋谷縷々子さん(ペンネーム)が第5回秋吉久美子賞を受賞しました!
あきは詩書工房一般財団法人が月刊「ココア共和国」を通して募集した「詩の募集」において、本学人間科学部人間科学科2年に在籍の渋谷縷々子さん(ペンネーム)が第5回秋吉久美子賞を受賞されました。
学習サポートセンターにもしばしば足を運んでくださるので、受賞の感想と、執筆についてお話をお聞きすることができました。
■受賞の感想
秋吉久美子賞を取りたいと思い、「ココア共和国」に5年間に渡り投稿を続けてきましたが、この度その夢が叶い、大変光栄なことと思っています。
また、受賞は私にとって大変意味のあることでした。
■執筆活動について
14~15歳頃から自身の気持ちを詩に書き留めるようになり、いつの間にか心を支える大切な営みとなっていきました。
執筆を続ける中で、次第に言葉と言葉が成長していく感覚を覚え、それと共に文章も上達するようになりました、と語ります。
「作品を投稿する際、評価を意識するあまり、意味のないことを意味あることのような書き方をしたこともありましたが、それは私にとって意味のある文芸活動ではありませんでした。実際に感じた思いを題材にした作品の方がとても評価されました。」
文章が磨かれていくと共に、電子版への掲載から、評価を必要とされる紙媒体に掲載されるようになりました。それと共に「より評価される作品を書きたい」という気持ちが高まっていきました。
「言葉」への意識が鋭敏になり、世界や世の中の不条理さをテーマに表現するようになりました。
読書やマンガも好きで、そこから受けた影響などが融合され、作品としてアウトプットされているように思います。
私にとって、言葉とは大切な表現手段であり、書くことをやめたいと思うこともありますが、読者の方から「救われた」などの感想をいただくと、書くことの意義を感じています。
渋谷さんは、公認心理師を目指し学業を続ける傍ら、今後も言葉による表現活動を続けていきます。