2023年03月19日
学び方を学ぶ場所「学習サポートセンター」
学習サポートセンター(以下、学サポ)は、学生一人ひとりが自分に合った学び方を見つけられるような空間作りを目指しています。学び方は様々です。初めから目標があって通い始める学生ばかりではありません。スタディコンサルタント(先生)と楽しく会話をする中で、自分の中に芽生えた小さな好奇心を徐々に膨らませ、それぞれのペースで成長していきます。夢に向かって勉強する学生、普段の授業の予習・復習に助言を求める学生、ただただ先生に会いに来て知らず知らずに学びを持ち帰っていく学生...etc.
今回は、この春に卒業した4年生の利用者に学サポでの学びを振り返ってもらいました。後輩の皆さんへのメッセージも届いていますので、是非ご覧ください。

人間科学部 人間科学科 齋藤光咲さん
- ■利用頻度:3年生の秋頃から、週に1回程度
- ■卒業後の進路:大学院(発達臨床心理学コース)
- ■通ったキッカケや目的:大学院を受験した齋藤さんは、英語だけは、自力で勉強するのに限界があると考え、塾に通う代わりに利用。目的が明確で、上手に学サポを活用してくれました。
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目的に合わせた英語の勉強方法を学び目標達成
■学サポで得たこと
学サポに通うまでは、長文英語をはじめから終わりまでじっくり読んで問いに答える方法をとってしまっていましたが、先生にアドバイスをいただくうちに、大切そうなところ、著者が一番言いたいことを想像しながら文を読むようになり、結果として効率よく問いに答えられるようになりました。
また、周りに大学院受験をする人がほとんどいなかったためかなり孤独を感じていましたが、週に1度でも先生に会えることにとても安心感を覚えていました。■後輩へのメッセージ
大学は自分次第で怠けることもできるし、充実させることもできる場所だと思います。
私はこの大学に入り、良い先生方や友達と巡り合ったことが今の自分を作っていると感じています。
残念ながら、私はコロナ禍で思うようなキャンパスライフが送れない時期もありましたが、これから大学生活をはじめる皆さんはほとんどの授業を対面で受けることができるのでしょうか。毎日山を登って登校することも、1限に来ることも、大変だと思いますが振り返ってみると素敵な思い出の1つになると思います。応援しています!

国際社会学部 国際社会学科 金涵さん
- ■利用頻度:3年生の頃は週に2回、4年生になり週に1回
- ■卒業後の進路:旅行業(営業事務)
- ■通ったキッカケや目的:中国籍の金さんは、キャリアセンター職員からの紹介で「敬語」の勉強からスタート。いつしか先生や職員に「毎週会いたい」がモチベーションになったようです。
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着実に日本語力を向上させ、投書が2度も新聞に掲載
■学サポで得たこと
主に日本語表現ブースを利用しました。そこでは、新聞などを音読して、それに対して考察を書いていました。最初は上手く書くことができませんでしたが、毎週書く練習をすることによって、かなり自分の考えを書けるようになりました。その結果、大学4年生の時に授業の課題で書いた文章が、毎日新聞の「女の気持ち」に2度掲載されるまでになりました。■後輩へのメッセージ
私は編入学であるため、就職活動、単位の取得などすべてを2年間でやらなければならない状況でした。それでも、とても充実した学生生活でした。私は悩んだ時には学サポの先生に話すことで、心が癒されていました。皆さんも勉強だけではなく、まず「話をしたい」といった気持ちで学サポに行ってみてもいいと思います。
大学生活は自分の知りたい知識を勉強することができるし、体験したい事にも挑戦することができると思います。皆さんも大学を通して、なりたい自分を探して、楽しく過ごしてください。

国際社会学部 国際コミュニケーション学科 佐野美吹さん
- ■利用頻度:2年生の頃週に1~2回程度
- ■卒業後の進路: 航空業界(グランドスタッフ)
- ■通ったキッカケや目的:新入生向けガイダンスの際、教科別にマンツーマンの指導を受けられることを魅力に感じたのがキッカケとのこと。通い始めたのはコロナ禍で、オンライン個別指導を毎週予約し、集中して勉強していました。
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自分に合った勉強方法を見つけ夢を実現
■学サポで得たこと
就職活動でTOEICのスコアが必要になり勉強し始めましたが、勉強の仕方が分からず、学サポで、自分に合った英語の勉強方法や教材を見つけられました。また私生活のこと(授業や、就職活動のことなど)まで親身に話を聞いていただき、時間があれば顔を出すといった居場所としても利用していました!■後輩へのメッセージ
東洋英和女学院大学は、学サポだけでなく他の施設も本当に親身に寄り添って対応してくれます!就職活動を控える方も新しく入学してくる英和生も自分次第で最高の4年間を過ごせるので頑張ってください!

国際社会学部 国際社会学科 吉田絢香さん
- ■利用頻度:1年生の頃は週2回程、3年生になり週1回程度
- ■卒業後の進路:地方公務員(県庁)
- ■通ったキッカケや目的:英語が苦手だったという吉田さん。英語の課題について質問したことを機に、課題は学サポで済ませることが習慣に。その後も、ニュース検定や英語クラス分けテストの勉強など、コツコツ積み重ねていきました。
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学サポで「勉強の習慣作り」に成功
■学サポで得たこと
学サポで学んだことは、英語の基本的な文法の確認や英語の考え方です。たくさんプリントの教材が用意されているので、それらを順番にこなしていくことは、勉強の習慣づけやモチベーションになりました。また、先生方や職員の方がとても優しく、「頑張ってるね」とよく声をかけてくださり、また行こうと思える環境でした。■後輩へのメッセージ
あなたは、息切れをしていませんか。
高校卒業時、私は長い受験勉強にとても疲れていました。東洋英和に入学が決まった時は、正直に言えば行きたい大学ではなく、喜んで通いたい!という気持ちからはほど遠いものでした。ただ、勉強勉強、結果、という受験勉強に疲れ、息切れ状態でもありました。なので、新しい環境に身を置くことで、やっと深呼吸できる...と少し安心もしていました。
入学してみれば、周りにも同じような気持ちを抱いている人がいました。それを知り、少しだけ息ができるようになったのです。次第に、脳に酸素が回って自ずと好奇心も出てきました。授業、部活、オープンキャンパススタッフなどのボランティアをあれもこれもとチャレンジし、再び走り始めました。
縁というのは不思議なもので、環境を変えれば、自然とその環境に応じた人が集まります。学サポにおいても、頑張ろうと思った人が集まる場ですから、同じように自分も頑張れます。その頑張った評価というのは、すぐに分からなくてもいいんです。卒業する時に分かります。ひょっとしたらもっと遅いかもしれません。"私"の一生の一部をどういった時間の使い方をするかは自分で決めることができます。
同じ大学の先輩の1人として、私は皆さん一人一人を応援しています。今、息切れをしている人、していない人も皆最後に誇りを持って東洋英和という通過点を走り抜けていって欲しいです。私もサポートする1人になります。
いかがでしたか。私たちは、学サポが学生の皆さんの可能性を引き出し、将来にわたって学び上手になってくれることを願っています。英和生の皆さん、自分を成長させる楽しさを、是非、学サポで体感してください。
■問い合わせ先
4号館1階 学習サポートセンター
Tel:045-922-7740(直通)
Mail:gakusapo@toyoeiwa.ac.jp
窓口対応:平日9:00~17:00