東洋英和女学院大学トップ > 学部学科 > > こころとからだの実験心理学的研究 ~応用精神生理学の基礎と実践~
こころとからだの実験心理学的研究 ~応用精神生理学の基礎と実践~
研究内容
私たちのさまざまな社会的行動や対人行動とその背後にある個人の人格特性や感情、認知的評価などについて、人間の生理学的基盤(脳、身体反応のメカニズム)とも関連づけながら検討していきます。心と身体の関係についての精神生理学的な基礎研究や応用的テーマの研究に関する、主として実験的方法を用いた実証的な研究を扱います。演習を通じて、心理学の基本的な実験・研究手法を理解するとともに、自ら目的を明確化し仮説をたてて実験を計画して実施すること、必要なデータを集めて分析し結果を読み取り適切な考察をおこない、それらを文章にまとめて報告する、といった力を身につけていくことを目的とします。
3年次のゼミでは、ストレス・リラクセイション・心身のセルフコントロールと健康・感情などをキーワードに、応用精神生理学とセルフコントロールをテーマに、講義と実験実習などを通じて、必要な心理学および心理学的研究法の知識の習得と、生理反応測定も含む実験手法の習得を目指します。昨年度はゼミの活動として、習得した知識とスキルの実践応用を目的に、心身のリラクセイションとセルフコントロールを体験、修得できる空間「Eiwa Heart Room」を学内に開設するプロジェクトを学生主体で進めました。
これら活動を通じて、各自の興味に合わせて卒業研究のテーマを絞っていき、4年次では卒業研究に取り組んでいきます。
過去の卒業論文テーマ例
・笑顔がストレスの低減に及ぼす影響
・怖がりな性格とパーソナルスペースの関連性
・スピーチストレスの解決法としてのバイオフィードバック訓練
・感情と表情に対するオノマトペの効果
・サブリミナル効果による色彩イメージ変動の研究
・腐女子の素質~ボーイズラブはなぜ腐女子を引きつけるのか~
・女子大学生の睡眠とストレスに関する研究
・情動のコントロール ~「笑い」で不安は軽減されるのか~
・ポジティブ感情が人に与える影響~ポジティブ感情と幸福感・健康の関連性~
ゼミ生の声