人間科学部/人間科学科
奥山 倫明教授宗教学ゼミでは、日本宗教史や世界宗教史に関する概説的な知識を身につけながら、現代世界や現代日本の宗教動向を、宗教社会学的な観点もふまえて学んでいきます。 また宗教的な主題を含む映画や小説などについても、関心を広げていきます。特に死生学的な諸問題については、主体的に理解を深めることをめざします。
日本語で著された重要な文献についての読解、要約、ディスカッションを通じて、宗教学、宗教史の基礎知識を身につけていきます。さらに現代日本宗教や関連する主題について論じられてきた諸問題をふりかえりながら自己の関心を掘り下げ、研究テーマを絞り、研究レポート作成に取り組んでいきます。
「昨年度のゼミでは本を読みながらカミの存在などを理解し、日本の宗教観、世界の宗教観について学びました。また自分でヒンドゥー教の死生観とヒンドゥー教と仏教の宗教観についてテーマを決め勉強してきました。さらに、文献の調べ方やメディアを利用する場合の調べ方などについても教わりました。ゼミ生の世界の宗教観、日本のお参り、死生観などの発表を聞いて他のテーマも非常に興味が湧きました。今年度のゼミでは、昨年調べたヒンドゥー教についてより深く調べ学んでいきたいと思っています。」
「去年私自身ではキリスト教初期について深く調べて学びました。どのようにしてキリスト教というのが出来たのか、またキリスト教をとても嫌っていたパウロがイエスに会ってもいないのに使徒となった経緯などとても沢山のことを学びました。それと同時に他の人の発表などでキリスト教に限らずヒンドゥー教など他の宗教についても深く学べてとても楽しかったです。」
「昨年のゼミで私はお祓いについての学びを深めました。ゼミを始める前からずっと気になっていたテーマだったので、とても楽しく研究や考察を進めることができました。ゼミで発表をした後実際に神社へお祓いをしに行くと、研究で学んだ単語等をたくさん聞くことができて、改めてこの研究をして良かったと思いました。宗教学のゼミということもあり、宗教に詳しい学生さんもいらして、お話がとてもためになりました。今年のゼミでは更に発展した内容で研究と考察を深めていけたら良いと思っています。」