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2022年10月19日

緑区×東洋英和 防災プロジェクト:やさしい日本語講座を行いました

10月4日(火)、国際社会学部国際社会学科 桜井愛子 教授(専門:国際教育開発・防災教育)の3年ゼミナールにて、緑区連携事業の一環として、『やさしい日本語講座』が行われました。講座には、みどり国際交流ラウンジより講師をお招きし、緑区役所の皆様にサポートいただきました。

『SDGsと防災』をテーマに取り組む桜井ゼミナールでは、2021年度より緑区との防災プロジェクトをスタートさせました。行政が伝えたい防災情報と、緑区の外国人住民が知りたい情報とをつなげ、災害時に『誰一人取り残されない』ことを目指して活動しています。

『やさしい日本語講座』では、3年ゼミの学生たちが外国人住民の方々とコミュニケーションをとれるようにするため、『やさしい日本語』の使い方を学びました。やさしい日本語は、1995年阪神淡路大震災をきっかけに作られた言葉遣いです。横浜市公式サイトのlanguageとしても採用されており、サイト内を『やさしい日本語』で閲覧することができます。

講座では、やさしい日本語を書くためのポイントを学び、阪神淡路大震災で実際に使われたニュース原稿を『やさしい日本語』で書き換えたものと比較し、その要点をディスカッションしました。っきり言う、いごまで言う、じかく言うの『はさみの法則』に照らし、様々な練習問題を通じて、徐々にコツをつかみました。最後は、それぞれのグループごとに、外国人住民に向けた防災訓練の案内チラシを作成し、講習を終えました。

この日、緑区役所の皆様より完成品が手渡され、今後の取り組みについて話し合われました。11月、12月には、3・4年生が合同で4年生が1年かけて作成した『みどり防災マップ活用ガイド』を用いたワークショップを開催します。

引き続き、緑区と桜井ゼミによる防災プロジェクトについて、ご注目ください。

緑区総務課、みどり国際交流ラウンジの皆さん
話す時の3つのポイント
練習問題に挑戦中
作ったチラシをグループごとに発表
それぞれの味とやさしさが溢れるチラシ
『みどり防災マップ活用ガイド』を作った4年生たち