横浜市環境教育出前講座『SDGsワークショップ』を開催しました
9月9日(金)、横浜市環境教育出前講座の枠組みを利用して、『SDGsワークショップ』を開催しました。講師には『よこはまSDGs公認ファシリテーターグループ』より塚本様、佐々木様、柳様にお越しいただきました。ラーニングコモンズのスタッフであるLCコンシェルジュ、東洋英和女学院大学コーヒープロジェクトのメンバーの学生が合計17名参加しました。
コーヒープロジェクトのメンバーは「一杯のコーヒーから始めるSDGs」というテーマを掲げ、イベントへの参加やチャリティを通じて、一杯のコーヒーの選択が、複数の問題を抱えるコーヒー産業の健全化に繋がることを伝えています。日ごろの活動を支えるために今回は横浜市のご協力のもとSDGsの知識を向上させるため、講座を開催しました。
講座はSDGsカードゲームを用いて行われました。SDGsカードゲームは、シミュレーションゲームであり、仮想的な世界でプロジェクトを進めることで経済・環境・社会の状況の変化から気付きを得ます。プロジェクトの実施に必要な『時間』と『お金』のカードを参加者同士で交渉・交換し、揃えた上で実行します。そして、経済・環境・社会が示されている『世界の状況メーター』を自分で動かし、そのメーターをもとに全体で振り返りが行われました。参加した学生から『ゲーム前半は自分の目標達成することを一番意識していたため、全体や経済、環境、社会のバランスが見えていなかった。後半はバランスをとるためにできるプロジェクトをしたり、他の人に声をかけて目標を達成できるようにしたり、視野を広くして周りと協力しながら動くようになった。ゲームと同じように現実世界でも何を優先させるのか、どんな世界を目指しているのかの違いで行動が変わるということを実感した」とコメントがありました。
ワークショップ後のアンケートで、参加者にコーヒープロジェクトで達成したいゴールを聞きました。「私はジェンダー問題について、一番興味を持っている。中高も、大学も女子校で、女性が働ける社会についてどうしていけばいいのかについて、たくさん学んできました。日本国内の問題だけでなく海外ではもっと悲惨な差別などが起こっているので、色々なことをもっと知り、この問題を解決していきたいと考えている。」と前向きな思いを聞くことができました。東洋英和女学院大学コーヒープロジェクトの今後の活動にもぜひご注目ください。