緑区×東洋英和 防災プロジェクト 「やさしい日本語」を学びました。
国際社会学部 桜井愛子教授「国際社会ゼミナールⅠ」は、横浜市緑区との防災プロジェクトに参加しています。緑区との連携包括協定の一環である当プロジェクトは、外国人居住者に対する防災情報の発信をテーマに、緑区役所とみどり国際交流ラウンジと共同して進めています。
その一環で、9月28日(火)にみどり国際交流ラウンジより講師を本学へお招きし、「やさしい日本語」を学びました。
2021年3月に開所した、緑区にお住いの外国人の皆さまとの多文化共生を推進していく拠点であるみどり国際交流ラウンジより、小野原様、小澤様、森田様にお越しいただき、外国人にとって理解しやすい「やさしい日本語」についてのワークショップを開催していただきました。緑区役所からも総務部総務課危機管理・地域防災担当の 海野係長、石走様にご参加いただきました。
ワークショップでは、「やさしい日本語」の仕組みを学び、実際に県や市の発信した防災情報の「やさしい日本語」への書き換えを体験しました。参加した学生たちは「普段使っている日本語は分かっているようで、言い換えようとすると自分が理解していないことに気づいた」「言葉を学びなおすきっかけになった」「やさしい日本語を学び、外国人とのコミュニケーションに役立てたい」と感想を述べました。
当プロジェクトは、緑区の外国人居住者の方が災害発生時に身を守り、不安を減らすことができるための防災情報の発信を目的としています。桜井ゼミでは、今後も緑区役所みどり国際交流ラウンジと協力し、外国人居住者の方へのヒアリングなどを通じ、緑区の外国人居住者の方が利用できるツールを作成していきます。
桜井愛子教授は「やさしい日本語の使い手を増やしていくことは、防災だけでなく『誰一人取り残されない』社会に向けた第一歩です」と防災を通じた包摂社会の実現に向けた期待を述べられました。
今後も引き続き、緑区×東洋英和 防災プロジェクトの情報をお知らせいたします。

