下関市立大学との合同ゼミナール(オンライン)を開催しました。
2月19日(金)に、下関市立大学 経済学部経済学科 長濱幸一 准教授ゼミと、本学 国際社会学部国際社会学科 高﨑春華 講師ゼミ(3年生)による合同ゼミナールが開催されました。
今年の合同ゼミでは、次の3点を共通目的とし、学生達が交流を行いました。
1)ゼミでの研究をプレゼンする
2)他大学との交流を通じて、グループ作業の経験値を積む
3)オンラインツールを使いながら、効果的な意見交換のスキルを磨く
第6回目の開催となる今回は、オンライン形式で開催され、本学学生は5号館ラーニングコモンズから参加しました。
午前はアイスブレイクとして「SDGsの中で率先して取り組むべきものは?」をテーマに、企業・市役所・途上国政府のグループに分かれて、それぞれの立場で取り組むべき目標を設定し、具体的な達成内容を立案するというグループディスカッションが実施されました。
午後はEU経済をテーマに、高﨑ゼミより研究報告が行われました。詳細は以下の通りです。
「北アイルランドとアイルランド間のヒト・モノの移動
~BREXITによって起こった国境問題を背景に~」
「何故ギリシャは財政赤字を隠してまでユーロを維持したかったのか
~ギリシャでユーロを導入したのは正解だったのか~」
「ドイツにおける外国人労働者をめぐる現状と課題について
~移民の教育政策から考察する~」
また、下関市立大学からは、西洋経済史に関するテーマで報告が行われました。
「動物園の歴史と未来
~動物園の変遷から見る人間社会の変化~」
「歴史から見るフェアトレードの可能性
~BoycottとBuycottに着目して~」
その後、オンラインでのプレゼンテーションスキルを高めるためのディスカッションを行い、本合同ゼミナールの総括が行われました。
対面での交流が難しい今状況の中、オンラインという手段で他大学の学生と交流することを通じて、刺激を得ている様子が垣間見えました。
参加した学生は「下関市立大学からは、4年生の先輩が参加してくれたので、コロナ禍の就職活動についてもアドバイスをもらえて良かったです。研究報告も緊張しましたが、無事に終わってほっとしました」とコメントしています。
他大学との合同ゼミナール開催の狙いについて、高﨑講師は「同じ経済学のゼミでも異なる切り口や観点から議論することの楽しさを感じて欲しかった」と話しています。
下関市立大学 長濱先生、およびゼミ学生の皆さんに、心よりお礼申し上げるとともに、またお互いのキャンパスに足を運んで交流できる日が一日も早く来ることをお祈りいたします。