国際教養セミナー 学生主体でセルビアの魅力を発信!
国際社会学部国際社会学科 町田小織講師が担当する国際教養セミナーについて、ご紹介いたします。
本科目は、駐日セルビア共和国大使館と連携した PBL(Project-Based Learning)科目です。
毎年、学生が主体的に企画を立て、セルビア共和国大使館の協力のもと、活動を行っています。
2020年度の受講者3名は、「日本人にセルビアを知ってもらう」という目的を掲げ、セルビア共和国についての記事を発信することを目標としました。
今年度は、9月末にセルビア共和国大使館に訪問し、イヴァナ・ゴルボヴィッチ・ドゥボカ臨時代理大使より、「なぜこの授業を履修しようと思ったのか?セルビアについて知っていることは何か?」などの質問を受けました。
その後、学生たちは、「セルビアが親日国であることを発信すれば、読者が同国に興味をもってくれるのではないか?」と仮説を立て、在セルビア日本大使館の参事官である坪田哲哉様にインタビューを依頼することにしました。日本のセルビア大使館だけでなく、セルビアの日本大使館も本学の学生のためにご尽力くださりました。
そして、学生たちは、インタビューした内容をどのように編集すれば読者が読んでくれるか考え、リード文を考えたり、画像を挿入したり、自分たちがこのプロジェクトを通じて学んだことを記事にまとめました。
作成した記事は、セルビアのホストタウンである埼玉県富士見市のホームページで紹介されました。
ぜひご一読ください。
埼玉県富士見市
セルビアと日本の友好関係を知る!「セルビアは親日家...?」
https://www.city.fujimi.saitama.jp/miru_tanoshimu/tokyo2020/host_town/oripara20210112.html
セルビアの首都ベオグラードを走る黄色いバスと日本のつながりについて書かれた記事です。ここにセルビアと日本の関係が表れているそうです。
担当教員の町田小織講師は、「大使館のミッションのひとつである『日本人にセルビアを知ってもらう』という任務に対して、指示されたことをやるのではなく、私たちに何ができるかを自分たちで考えてほしいと思っています。それゆえ、大使館職員も教員も相談には乗りますし、アドバイスもしますが、これをやりなさいという課題は一切ありません。」と、学生の自立的な学習意欲を駆り立てる想いを話してくれました。
授業に参加した学生たちは、「私たちが実際にセルビアとの関係について関心を持ち、セルビアについて発信するという行動は、両国の友好関係を続けるためにとても重要なことであると考えました。この記事が日本人のセルビアに関心を持つきっかけになる記事になることを望み、多くの人々がセルビアの方々の温かさに触れてほしいと強く感じました」と、本授業で感じたことを語ってくれました。
2021年2月5日セルビア大使館にオンラインでの報告会を実施し、講義は終了しました。
駐日セルビア共和国大使館・在セルビア日本大使館の皆様、埼玉県富士見市生涯学習課オリンピック・パラリンピックグループの皆様、様々なご支援を賜り、誠にありがとうございました。
※ホストタウン・・・2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会開催に向け、スポーツ立国、グローバル化の推進、地域の活性化、観光振興等に資する観点から、参加国・地域との人的・経済的・文化的な相互交流を図る地方公共団体