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ハーバード大学 模擬議会アジア(Harvard Model Congress Asia)

ハーバード大学 模擬議会アジア(Harvard Model Congress Asia)

1月7日から9日までの3日間にわたり、Harvard Model Congress Asia 2022(以下HMCA)に参加しました。ハーバード大学が主催しており、アジア各国の高校生が米国の上院や最高裁、WHO、EUなど米国や世界の様々な機関を模擬体験するというというイベントです。例年はアジア圏のある一か国に集まり行われますが、今回はコロナウイルスのパンデミックを受けオンラインでの開催でした。

今回私が所属したのは日本の国会でした。参加者それぞれに実在する国会議員の役目が割り振られ、その議員の立場から発言をするので、事前のリサーチは欠かせません。今回の議題は原子力発電の是非と、高齢化社会における課題の2つ。私が担当することになった議員の方と私自身は意見を異にするため、自国の問題とはいえ全く違った視点でこれら2つの問題を考える必要があり、新たな学びとなりました。

HMCA中、特に印象に残ったことを紹介します。

まず、参加者の英語力やコミュニケーション能力の高さです。インターナショナルスクールに通っている生徒や英語が公用語である国の生徒も多い為ある程度覚悟はしていたものの、同じ高校生とは思えないほどの流暢さに圧倒されました。英和で英語の授業を受け、短期留学を経験し、TOEFLを何度も受験してきたため、英語はそれなりにできるつもりでしたが、より高みを目指さなければと痛感しました。また、英語が流暢ではないにしても堂々と何度も発言している人も沢山いて、その積極的な態度や自分の意見を簡潔に伝える方法を身につける必要性を感じました。

 次に、参加者の日本の原発や高齢化についての豊富な知識に衝撃を受けました。私は今まで国内外問わず社会問題には日頃から関心を寄せてきたつもりで、更に事前の調査も行ったので、これら2つの馴染みある自国の問題が今回のトピックで良かったとすら感じていました。しかし、他国の生徒の中には専門用語も熟知しており、より念入りなリサーチをしたうえで、自分なりに具体的な解決策や打開策まで考案してきている人も多く、大半の日本人よりも彼らの方がよく知っているのではないかという気さえしました。一日本人としてせめて自国に関する情報はもっと把握しなければと思いました。

 国会議員が法案を作るプロセスをシミュレーションしたことで、それまでは考えることがなかった議会の実態が垣間見られました。議会で使用される独特な用語や言葉遣いを用いることはとても興味深かったですし、礼儀正しく且つ妥協せず自分の意見を述べる方法を模索することは実生活にも応用可能だと感じました。反対派議員に譲歩して修正を入れなくてはいけなかったものの、同党議員たちと協力して練った法案が可決された時は大きな達成感を覚えました。

 以上のようにHMCAでは他国の生徒に多くの面で感化されました。また、様々な観点から日本が直面する問題を考えたことで、更に視野を広げることができました。最初はただただ圧倒されるだけでしたが、日を重ねるごとに慣れ、発言も増やすことができました。2つの法案に携わり、1件では共同提案者(cosponsor)だったのですが2件目では立案者(author)の1人になることができ、より積極的に関与できたことが嬉しかったです。日本や世界の未来を今まで以上に深く考える良いきっかけになりました。今後もこの経験を生かして多くのことに関心を持ち、学びを続けていきたいです。

Photos(米国模擬議会の様子)

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