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中学部・高等部トップページ中学部・高等部からのお知らせ > 卒業生の活躍 1994.3卒 宝田あづみさん

卒業生の活躍 1994.3卒 宝田あづみさん

 10月25日の楓祭初日、在セネガル日本国大使館勤務の宝田あづみさん(1994年3月卒)が中高部を訪ねてくれました。宝田さんは高等部卒業後、上智大学に進学し、大学卒業後に外務省へ入省。在フランス日本国大使館や国際法局条約課などを経て、2018年1月より在セネガル日本国大使館に勤務しています。

 東京での出張を終えてセネガルへ帰国する日のお忙しい中でしたが、お話を聞かせていただきました。

 

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 -外務省でのお仕事を目指したきっかけと、外務省に入られてからこれまでのお仕事について教えてください。

  私が高校3年生のときに天皇皇后両陛下のご成婚がありました。将来は日本と外国の橋渡しをする仕事がしたいとの漠然とした希望を持っていましたので、皇后さまが外交官でいらっしゃったことから、この時初めて外交官という職業を身近に感じました。しかし、当時は私の能力では外交官になれるとは思いませんでした。大学生になって英和の卒業生で外務省に勤務されている方のお話を伺う機会があり、外務省に英和の先輩がいらっしゃることに勇気づけられて、私も外務省を受験することを決意しました。

  外務省に入省してからは、フランスでフランス語の研修をしてパリにある日本大使館で勤務をしました。東京では、国際機関に関わる部署での勤務が多く、ユネスコや国連で新たな条約を作るための交渉に携わり、国連の人権分野で日本が提出した決議に多くの国から支持を得られるように各国への働きかけなどを行いました。

 

-セネガルの大使館ではどのような業務を担当されているのですか?

 大使館は、各国の政治経済に関する情報収集、発展途上国であれば開発協力、日本のことをより良く知ってもらうための広報や文化活動、その国で生活する日本人や旅行客の安全を守るための情報提供などを行っています。その中で、私は主に開発協力と広報文化を担当しています。また、在セネガル大使館は、セネガルのほかにカーボベルデ、ガンビア、ギニアビサウという小さな国も管轄しており、私はカーボベルデも担当しています。

 

-今回はどのようなお仕事で日本に出張されたのですか?

 10月22日に行われた即位礼正殿の儀と饗宴の儀には、190余りの国や国際機関などから賓客が参列しました。当日は式典を滞りなく進めるために、各国に一名ずつ「リエゾン」と呼ばれる外務省の係官が付き、無線などを使って本部とやり取りしながら、決められた時間に決められた場所へ賓客を誘導していました。私は、セネガルを代表して式典に参列した経済大臣夫妻のリエゾンを務めました。

 

-今回の楓祭で、YWCAの部屋にご協力くださったと伺いました。

 YWCAの生徒さんに、セネガルで仕立てた布製品やセネガルで咲いた花の押し花を使ったハガキを販売していただきました。セネガル人は服を仕立てるのが好きで、首都ダカールの街中には生地屋と仕立屋が軒を連ねています。今回は、ダカールの仕立職人が作った手提げ、巾着と聖書カバーをお持ちしました。ダカールでは、8月から10月頃の雨季を除いて雨が降らないにもかかわらず、4月から5月頃にかけて街中に可憐な花がたくさん咲いているのを見て、植物の生命力に感銘を受けました。遠いアフリカの地で咲いたお花を日本の方にも見ていただきたいと思い、押し花にしてハガキを作りました。楓祭でセネガルを知っていただく機会をいただいて、感謝しています。

 

-どんなときに一番仕事のやりがいを感じますか?

 開発協力のプロジェクトを実施して、セネガル人から日本の支援のおかげで病院がない地方で医療を受けられるようになった、農業の収益が上がったことで生活がよくなったなどの感謝の声を聞くとやりがいを感じます。また、今回の即位の礼のような歴史の1ページの現場に居合わせることができるのも、外務省ならではの仕事だと思います。

 

-英和生でよかったと感じるのはどんなことですか?

 私は、中1から高2までハンドベル部に所属していました。野尻も大好きで、大学4年まで卒業生リーダーとして野尻キャンプに参加しました。ハンドベルと野尻キャンプを通して、学年を超えたかけがえのない友情と野尻の自然の恵みをたくさんいただきました。遠い外国で暮らす間も、英和のお友達の優しさと励ましが心の支えになっています。また、今日は楓祭にお邪魔して、久しぶりにお目にかかった先生方もいらっしゃいましたが、先生方が卒業生のことをよく覚えていてくださり、先生と生徒の距離が近い温かい学校だと改めて思いました。

 

-後輩へのメッセージをお願いします。

 英和は、勉強だけではなく、校外活動やクラブ活動も盛んで、様々な経験をすることができます。英和の良き伝統と英和生のセンスの良さから自然と豊かな感受性も養われて、英和で学ぶ皆さんは、どのような分野でも活躍できる女性となる基礎を身に付けられていると思います。私が高校生のときは、まさか自分が将来アフリカで生活することになろうとは夢にも思いませんでした。皆さんにも今は想像もしない素晴らしい未来が待っていることでしょう。関心を持ったことには何事にも積極的にチャレンジしてください。自分には無理だろうと思うことでも、思いをもって進んでいくと道が開かれていきます。英和生のお一人おひとりにふさわしい道が開かれることを願っています。

 

 

 宝田さんの今後のますますの活躍を期待し、応援しています!

首都ダカール市内の学校で茶道のデモンストレーション

日本政府が支援するSHEP(市場志向型農業振興)アプローチに参加する農業生産者と

美しい海に囲まれた島国カーボベルデ

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