2025/01/07
今月の聖句/礼拝報告
1月の聖句
わたしはぶどうの木、あなたがたはその枝である。人がわたしにつながっており、わたしもその人につながっていれば、その人は豊かに実を結ぶ。わたしを離れては、あなたがたは何もできないからである。
(新約聖書・ヨハネによる福音書 第15章5節)
2025年を迎えました。今年度の年末年始は、1月1日が水曜日で連休となりやすく例年に比べてゆっくりと休めるスケジュールであったと言われます。また日本のお正月は家族や親族と過ごすことが多いため、今回はより一層「つながり」を意識したかもしれません。けれども「つながり」というものは、必ずしも良い面だけではないことがあります。そして、それを見極めるのは「どのような実がなるのか」ということのように思います。
聖書は、この「つながり」をぶどうの木に例えます。イエス・キリストは、わたしはぶどうの木であると言われます。私たちが、ぶどうの木であるキリストにつながり、キリストもまた私たちにつながる時、豊かな実を結びます。木と枝がつながっていなければ、実を結ばないのは当然のことです。当たり前の話をしているように思います。しかし、この「つながり」が見えなくなってしまうのが、私たち人間です。また時には、この「つながり」を自分から断ち切ろうとしてしまうのも人間でしょう。
イエス・キリストは、主なる神さまにつながるからこそ、実を結ぶ「何か」があると言います。つながる先である木によって、どのような実になるかが決まるのです。場合によっては、つながっていない方がいい木だってあります。反対に、しっかりとつながっていなければ、決してできない実もあります。この一年、それぞれが実るものをしっかりと見据えながら与えられた「つながり」を大事にしたいと思います。争いや混迷の続く世界情勢であっても、目の前の一つひとつの実りが豊かであるようにと神の平和を祈り願いつつ、2025年の歩みを始めましょう。