2024/09/02
今月の聖句/礼拝報告
9月の聖句
神こそ、わたしの岩、わたしの救い、砦の塔。わたしは決して動揺しない。
(旧約聖書・詩編第62篇2節)
夏休みが終わりました。この一言を記すだけで、子どもも大人も、どこか寂しさを感じるかもしれません。野尻湖での夏期学校やキャンプ、夏期修養会や部活の合宿など、学校以外にも、それぞれが特別な経験をしました。9月の始まりは、一学期のまとめの時期でもあります。夏休みの宿題を出したら、すぐに期末試験がやってきます。夏が終わると、少々慌ただしい秋がやってくるのです。
この時期、改めて生活環境がガラリと変わるとも言えます。長い休みから学校生活を整えていきます。残暑とは言えないほどに暑さが厳しい中での再スタートです。心も身体も動揺を隠すことはできません。聖書は詩編の詠い手を通して「わたしは決して動揺しない」と言い切ります。まるで私たち人間が、いつも動揺することを知っているかのようです。しかし聖書は、慌てふためき、右往左往し、どうしていいかわからなくなる時にこそ、安心を語ります。
安らぎの根拠は、神にあります。決して揺らがない岩として、救いとして、神の存在を確信します。主なる神さまは、見張りやぐらで見守るように、私たちの「大丈夫」の保障となります。何があっても、決して動揺しないでいられる確かなものは、私たちの人生の歩みに不可欠なものであるはずです。9月という再スタートとまとめの時期もまた平安のうちに、それぞれが一歩ずつ着実に進んでいきたいものです。