学校生活

重松清氏講演会「迷う力」

2013年2月5日(火)

 

 

作家の重松清氏をお迎えして、講演会が開かれました。

 

中高生にとって重松氏の本はおなじみであり、よく知っている小説の作者から直接お話をうかがえる機会ということで、中三・高一・高二の生徒たちはこの日を心待ちにしていました。

 

『迷う力』と題された講演では、今まさに生徒たちが直面するさまざまな「迷い」について、深く、しかもわかりやすく、ユーモアも交えて解説してくださいました。また、励ましと優しさのこもったお話は、生徒たちの心に染み入ったようでした。

 

中三生徒の感想です。

・・・「迷う」ことは「困る」ことと聞いて、はっとしました。私も実際どちらかを選ぶときになると、とても長い時間迷って困ってしまうので、最後は人任せになってしまうこともあります。でも、今日重松さんのお話で、中高生の時は迷っている時間が大切だということを学びました。そして、たくさん迷った後、自分で決めることを心に留めたいと思いました。

 

「みんなと同じ〈大きな正解〉に入ってしまえば安心かもしれない。でも想像力(〈大きな正解〉の外にいる人たちへの配慮)を忘れてしまう」・・・思わずはっとさせられる言葉が続きます。

「本やドラマや漫画(=物語)の主人公はみんな必ず迷っている。葛藤している。」重松さんの講演を聴いて、これからたくさん本を読もうと思いました。そして、たくさん迷い、「やさしさ」を見つけ、親切な人になれるよう努力したいと思います。

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