2015年度 YWCA主催 東北ボランティア活動
2015年7月29日(水)~31日(金)
宮城県仙台市でYWCA主催の東北ボランティア活動が行われました。
参加者は、高校一年生(3名)、高校二年生(9名)合わせて12名でした。
初日はエマオ(日本キリスト教団東北被災者支援センター)で、被災地の現状とエマオを通して行うボランティアの心構えを伺いました。
その後、フィールドワークとして仙台市青葉区の荒浜地区や名取市の閖上地区を見学しながら、当時の様子や津波の恐ろしさ、被災された方々のお話しなどを伺いました。
二日目は、仮設住宅で行われているラジオ体操に参加させていただき、仮設住宅を利用していらっしゃる方々との交流させていただいてから、青葉区にある畑で雑草を取り除くなどの作業(ボランティア)を行いました。
三日目も前日に引き続き、ラジオ体操と交流のあとで、畑でのボランティア活動を行いました。
両日とも作業しながら農家の方から震災以前のことや色々な貴重なお話を伺うこともできました。
ところで、作業中畑はとても静かでした。
地元の方によると以前はセミがうるさいほど鳴き、牛を飼っておられる方々もおられて、牛の鳴き声もよく聞こえていたそうです。
しかし、セミの幼虫も津波で流されてしまい、牛もいなくなり、すっかり静まり返ってしまったとのことでした。津波はセミの生態をはじめ、環境をも変えてしまったと農家の方がおっしゃっていたことが心に残りました。
大震災が起きてから4年以上経ち、私たちに入ってくる情報も少なくなりました。ですが、今回ボランティア活動させていただいて、復興のためにしなければならないことがたくさんあることを改めて感じました。
今後何をさせていただくのがよいのか、被災された方々のお話をよく伺い、祈りつつ考え、ボランティア活動を続けていきたいと思います。
仙台駅には、「仙台七夕まつり」の飾りが施されていました。
名取市の「東日本大震災慰霊碑」の前で。津波の高さは記念碑の先まであったそうです。
仮設住宅を利用されていらっしゃる方々との交流。讃美歌と校歌を歌いました。
仮設住宅の見学。
畑の雑草を取り除きました。
ビニールハウスでの作業。
枝豆の出荷をお手伝いさせていただきました。