中学部鑑賞行事 音楽鑑賞「ソプラノコンサート」
2012年6月8日(金)
1学期中間試験が終わり、中学部では6月の鑑賞行事が行われました。
今年度は、本校の卒業生で、イタリアにてオペラのソプラノとして活躍しておられる佐藤篤子さんをお迎えして、ソプラノコンサートを行いました。
第Ⅰ部ではジャズやミュージカルで歌われる名曲を歌って頂きました。ソプラノコンサートですから最初は唄だけと思っていましたが、演技やトークを交えての公演は大変特徴的で、生徒達はすっかりリラックスして楽しんでおりました。特に男性の先生方に協力して頂いた場面では、生徒達は盛り上がっておりました。このような構成の理由について後でお話をお聞きしたところ、オペラは難しいイメージがあり、日本人にとってあまり馴染めないところがあるため、なるべく身近に感じるように楽しく公演をなさっておられるとのことでした。オペラの楽しさ、素晴らしさを日本の人々に紹介するために、様々な工夫をなさっておられるようです。
第Ⅱ部では、代表的なオペラのクラッシック曲を歌って頂きました。これぞオペラという歌声は圧巻でした。どこまでも響き渡り、時に身を貫くようなその歌声に、生徒達は身じろぎもせずに聞き入っておりました。まさに本物を感じ取っているという様子でした。第Ⅰ部は、佐藤さんが生徒達をここへ導くためのアプローチであることを感じ、改めて大変感動致しました。
卒業生の活躍は生徒達の夢を大きく膨らませることでしょう。
ソプラノ:佐藤篤子(Atsuko Sato)
ピアノ :芦沢真理(Makoto Ashizawa)
プログラム
Songs..., My favorite things!!
Prima Parte
1、『ジュ・トゥ・ヴー』(Je te veux) E.サティ作曲
2、『愛の小径』(Les Chemins de l'Amour) プーランク作曲
3、『La Diva dell'Empire』 E.サティ作曲
4、『Youkali』
Tango Habanera (Havana-style tango) クルト・ヴァイル作曲
5、『Lover』 R.ロジャース作曲
6、『サウンド・オブ・ミュージック』(Sound of Music) R.ロジャース作曲
メドレー
・Sound of Music
・私のお気に入り(My Favorite Things )
・エーデルワイス(Edelweiss))
・ドレミの歌
・すべての山に登れ(Climb Every Mountain)
7、『 The Girl in 14G 』 J.テゾーリ
~~~~~~~ 休憩 ~~~~~~~
1、オペラ 『フィガロの結婚』“恋とは、どんな物かしら” W.A.モーツァルト作曲
2、オペラ『リゴレット』 “慕わしの人の名は” G.ヴェルディ作曲
3、オペラ『 ジャンニ・スキッキ』“私の優しいお父さん” G.プッチーニ作曲
4、オペラ『つばめ』 “ドレッタの夢” G.プッチーニ作曲

静かなムードのなか、シャンソン『ジュ・トゥ・ヴー』で始まりました。

先生方がスクープを狙って歌姫を追いかけるパパラッチの役を熱演しました。

タンゴやジャズといった曲もあり、バラエティに富んだものでした。

早替えでの『サウンド・オブ・ミュージック』メドレーです。おなじみの曲で、客席から手拍子も起こりました。

またまた早替えで、次々に展開して いく舞台が見事でした。

オペラ 『フィガロの結婚』“恋とは、どんな物かしら” は、伯爵夫人に恋する少年ケルビーノの唄です。恋へのあこがれと甘く悩める心を告白しています。

オペラ『 ジャンニ・スキッキ』“私の優しいお父さん” は、スキッキの娘であるラウレッタが、父に結婚の許しを請うアリアです。

最後に生徒を代表して中央委員会委員長・副委員長より、花束の贈呈と感謝の言葉が送られました。