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第49回ACEFスタディツアーに参加しました。

「第49回ACEFスタディツアー ~バングラデシュ寺子屋訪問~」

学年:高等部1年 M.S. さん

期間:2015年8月4日(火)~19日(水)

 

私たちは8月4日〜19日の間、バングラデシュスタディーツアーに参加しました。

ツアーの内容は大きく分けて3つに分かれます。

最初の3日間は、比較的都会であるプーバイルで過ごしました。

そして、その後7人からなる3つのグループに分かれそれぞれ田舎の農村地区で1週間過ごしました。

最後の3日間は再びプーバイルに戻り過ごしました。

  

朝は6時頃に起床しラジオ体操を行い、その後礼拝をして1日が始まります。

そしてみんなで朝食(カレー)をいただきます。

日中は主に学校訪問をします。

学校訪問では私たちが支援している学校に伺います。

1日に2回ほど学校訪問に行ったり、先生のお宅訪問をしたりします。

 

夕食(カレー)をいただいた後はチームごとに、その日学んだこと考えたことなどを共有し話し合います。

自由時間を過ごしたのち11時頃に就寝します。

忙しいように見えますが、1日5〜6時間ほど自由時間があり、子供達と遊んだり、スタッフの方々とお話をしたり、疲れた時はお昼寝をしたと、のんびりと余裕を持って過ごすことができました。

 

今回のツアーは、高校生10名、大学生5名、大人4名、ACEFスタッフ2名の総勢21名のメンバーで行きました。

スタディーツアーは様々な年代の人が参加しているのも魅了だと思います。

バングラデシュに行く前に事前学習会として都内で1泊し、バングラデシュに関する基本的な知識を身につけます。

向こうでは*BDPスクールの訪問、BDP職業訓練学校の訪問、カルチャーショー、先生の御宅訪問、子供達と遊び、毎日ディスカッションをしました。

たくさん学び、考え、話し合いました。

 

農村で印象深かったことは、1つ目は"優しさ"です。

食事や体調管理、街中を歩く時や学校訪問の時など、様々な人に何度も助けられました。

お食事を作ってくださった方は、日本人のために辛さを抑えてくれたり、衛生面に非常に気にかけてくれました。

おかげさまで私は一度もお腹を壊しませんでした。

優しい人々に囲まれて、守られて本当に楽しくすごすことができました。

 

2つ目は「子供たちの笑顔」です。私たちが宿舎の中にいると、いつも子供達が集まってきて、私たちの名前を呼んでくれました。

色々な遊びを教えてくれたり、家へ招待してくれたりと、いつも笑顔で歓迎してくれました。

また、どの子供たちも家族のように協力し合って生活している姿にとても感動しました。

バングラデシュが現在抱えている問題の1つは電気不足です。

人口の多いバングラデシュでは、様々なものが不足していますが、その中で最も不足していると感じたのは、電気です。

色々な家が電気をつける時間帯は毎日停電が起こります。

次にガス不足です。

シャワーや水道からはお湯は出ません。

屋上のタンクに雨水を溜めたり、井戸を汲んだり、引いたりして利用します。

水が外の気温で暖かくなる日中に水浴びをしたと様々な工夫をして過ごしました。

またガスがないため、毎日薪で火を炊いてご飯を作ってくれました。

バングラデシュでの私たちの主な移動手段は車でした。道路は整備されておらず、まるでインディージョーンズのアトラクションのようでしたが、運転手を務めてくださったスタッフの方々が少しでも快適に移動できるよう、たくさんの穴や岩をよけてくださりました。

 

また移動中とても目に付いたのが「ゴミ」です。

バングラデシュの人々は、ゴミをゴミ箱に捨てるという概念がなく、道にはゴミが溢れ、悪臭を放っています。

私がとても好きだった川の風景の写真を撮っていた時、現地の子供達に「ゴミの写真なんか撮って変なの」と言われたことがとても心に残っています。

ゴミを捨てるという行動を人々が知らない理由の1つに「教育の普及率」があります。

バングラデシュでは初等教育がほとんど普及していません。

経済的な事情で進学ができずに学校を辞めていく子供達がほとんどです。

100人が幼稚園に入学したとして、小学校に行けるのが60人、中学に行けるのが15人、高校生になれるのは8人、大学生になれるのは1人いるかいないかだと聞きました。

普段仲良く勉強している子供達もほとんどの子は学校に行っておらず、複雑な気持ちになりました。

貧困ゆえに学校に行けず、学んでいないからさらに貧困になるという負の連鎖がここで生まれてしまうのです。

それから、2週間を過ごす中で現地の人々の助け合いの精神に触れることが多々ありました。

先ほどもあったように、親のいない、または親が仕事で忙しい子供達の面倒を近所の子供たちが見ていたりと、血縁に囚われずに隣人を助け合う心を感じました。

またこれらの助け合いは日本でも重要視されますが、発展した環境の中で何もかも自分一人で完結できることがこのような心を忘れかけている原因の一つなのではないかと思いました。

バングラデシュのうちわは、日本のものとは違い面が360度回転するため、周りの人にも風を当てることができます。

どこへ行ってもこのうちわで扇いでくれて、うちわ1つを取ってみても国民性が表れていると思いました。

 

私は農村部で「ミンちゃん」に出会いました。

初めて会った時はズボン時か履いていないので男の子だと思ってしましました。

彼女は毎日ズボンだけで過ごします。

そして学校には行かず、写真のようにヤギを散歩させたり、お家のお手伝いをしています。

「皆さんは彼女が不幸せだと思いますか?」

私はバングラデシュの人々が恵まれない環境の中でも一生懸命笑顔で生きているのを見て、幸せとは何かと深く考えさせられました。

 

2週間という時間は決して長くありませんでしたが、私たちは2週間でたくさん交流を持ち心身ともに大きく成長させられました。

普段とは違った文化の中で過ごしたことは、とてもかけがえのない経験となり、今の自分を大きく影響していると思っています。

このような機会を与えてくださった学校、両親、母の会の皆様、そして見守ってくださった神様に感謝します!

 

皆さんも是非BANGLADESHへ!!

少しでも興味を持ってくだされば嬉しいです。

ありがとうございました!

 

*BDP:Basic Development Partners バングラデシュのキリスト教NGO

寺子屋での学び

子どもたちの笑顔

停電中

ゴミの問題

バングラデシュのうちわ

ミンちゃん

教育の普及が急務です

いつも笑顔で歓迎してくれました。

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