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2015年度 ミャンマースタディツアー 生徒報告2

「ミャンマー スタディツアー」

学年:高一 H.H.さん

期間:2015年8月9日~17日

ミャンマーでは、ヤンゴン、ネピドー、サガイン、マンダレー、インレー湖など様々な場所を訪れました。

急激な発展を遂げるミャンマーに行き、実際に目にしたことや、学んだことを報告したいと思います。

 

ヤンゴン

9日、10日はヤンゴンに滞在しました。

9日の夕食で毎日新聞ヤンゴン支局長の春日さんのお話を聞きました。

ミャンマーの人々の貧富の差や、実際にミャンマーで暮らす日本人として不便に思うこと、これから滞在する私たちが気をつけるべきことを聞くことができました。

春日さんのお話で、ミャンマーの病院で誤診を受けたことを聞き、まだまだ発展していないところもあるのだと思いました。

お話し下さった春日さん

 

10日は、ヤンゴン市内を観光しました。

ミャンマーが世界に誇る「シュエダゴンパゴダ」という黄金のパゴダを訪れました。

パゴダとは、ミャンマー様式の仏塔のことで、靴を履かずに裸足でお参りをしました。

ミャンマーでは自分の生まれた曜日が重視されます。

パゴダのまわりには曜日ごとに、お参りする場所があり、私は水曜日の所にお花をお供えしました。

 

その後、ヤンゴン大学とUNHCR(国連難民高等弁務官事務所)を訪れました。

ヤンゴン大学で、現地の大学生と英語で話すことができました。

大学生の方が日本について熱心に話を聞いてくれたため、有意義な時間を過ごすことができました。

自分と歳が近いのに、自分よりもはるかに世界に目を向けていて圧倒されました。

UNHCRでは職員の方に、難民についてのお話を聞きました。

ただ漠然と「難民」というひとまとまりにしか考えていなかったので、職員の方のお話はとても心に残りました。

最終日の16日もヤンゴンを訪れ、カレーワ女子孤児院とスタウンピェ孤児院を視察しました。

カレーワ女子孤児院

 

孤児院では、子ども達とキャッチボールをして遊びました。

また、お互いに歌やダンスを披露し、ミャンマーの伝統的な踊りを子ども達に教えてもらいながら踊りました。

孤児とは思えないほど明るく気さくな子ども達と遊び、自分は恵まれた環境で過ごしているけれど、その環境を活用できないことに対し未熟さを感じました。

スタウンピェ孤児院

 

ネピドー

11日は、ネピドーの国家計画・経済開発省を訪れました。

政府の方が、グラフなどのデータと共に政府の活動について説明をしてくださりました。

政府は、長期・短期・毎年と3つの期間に分けて政策を行っていることを知りました。

説明を受けて、国全体しか見ていないように感じられました。

そのため国民に民主化政策の利益がまわることはないのではないかと思いました。

 

サガイン

12日は、サガインの元日本兵墓地へお参りしました。

墓地へ行くまでに乗ったトラックバスがとても印象的でした。

そのバスは、トラックの荷台に座席が付いているだけでドアは無く、坂道では落ちてしまうのではないかというくらいスリルがありました。

日本では考えられないような乗り物に乗り楽しむことができました。

 

 

午後は日本のNGO病院(ジャパン・ハート)を訪れ、歌を歌いました。

 

病院で、床に置かれたガーゼや落ちているゴミを見て、病院であるにも関わらず衛生面で不安になるところがありました。

また、設置されているベッドが硬く、床ずれしてしまうと知り、物資だけでなく知識の支援も必要だとわかりました。

 

マンダレー

13日、マンダレーの1000人以上の僧侶が修行中のマハガンダヨン僧院を訪れました。

 

僧侶達の食事を見ました。

食事に行くために、何十人もの僧侶達が並ぶ様子を目にしました。

年齢の低い僧侶も何も話さずに礼儀正しく並んでいて見習うべきだと痛感しました。

 

午後は、小学校を訪問しました。

小学校には自分よりも年上の方が「民主化のおかげで学べるようになったから」と、生徒として熱心に学んでいました。

また歌のプレゼントをもらい、心が温まりました。

 

インレー湖

14日、15日はインレー湖を訪れました。

14日は、市場を訪れた後に、インレー湖をボートに乗り移動し、水上菜園や貼りすぎた金箔で丸くなってしまったファウンドゥーパゴダを見ました。

市場の様子

 

 

また、絹織物工房ではミャンマーの伝統的な織り方を目にして、機械によって作られたものにはない温かみや伝統を感じることができました。

そして、水上ホテルに初めて宿泊し、民主化につれて外国人向けに土地も変わってきているのではないかと思いました。

 

15日は、ニャウンヨー村を訪問し、村の人々の生活を見ました。

村では、家の壁の独特な作り方やお葬式など、村ならではの知恵や文化を知り、ミャンマーの文化や伝統が、民主化で海外の影響を受けて途切れることがないと良いと思いました。

 

ミャンマースタディツアーで学んだこと

私が今回のミャンマースタディツアーに参加して学んだことは、自分の基準で物事を考えないことです。

市場を訪れた際に、売り物である食品にたくさんのハエが群がっていることや、生の肉を目の前でさばいて売っていることなど、日本であれば不衛生であると、問題になってしまうような光景を目にしました。

しかし、ミャンマーの方はそれらを問題視せずに、あたりまえのように市場の物を食べて暮らしています。私たちが不衛生であると思うことは、日本を基準に考えているからです。

日本と比べることでミャンマーの文化を知ることは大切なことだと思うけれど、必ずしも日本が基準となるのではないと気がつきました。

そして、小さな子どもや片足のない方が物乞いをしているのを目にして悲しくなり、援助をできない自分の無力さを痛感しました。

貧しい人々に対して直接働きかけることはできないけれど、募金などの自分にもできる小さなことで、少しでも役に立つことができたら良いと思います。

ミャンマーに行くという貴重な経験をただの「思い出」とするのではなく、実際に見たことや学んだことを自分の糧として活かしていきたいです。

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