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2014年度 国際理解教育プログラム「TEAM」

東洋英和ミャンマー活動 Toyo Eiwa Activities for Myanmar 「TEAM」

  

文部科学省認定スーパーグローバルハイスクール(SGH)アソシエイト校の東洋英和女学院中学部・高等部では、東洋英和ミャンマー活動「TEAM」、ASPEN式読書会「TERA」、「Skype会議」といったプログラムを柱としたグローバル教育が行われています。

昨年7月5日より始まりました今年度の「TEAM」は、2015年2月19日に行われました「TEAM学校全体会をもって、全てのプログラムを終えることができました。

 

TEAMとは

 

東洋英和女学院中学部・高等部生が、国際社会や国際貢献に対する理解を深め、より実践的な関わりができるようにするため、政治的、経済的に大きな変革を遂げつつあるミャンマーについてケーススタディとして研究し、同国や途上国に共通する問題への国際支援および国際協力のあり方について検討するプログラムです。TEAMは高大連携のプログラムでもあり、中高部生と大学生が共同研究することにより、中高部生が基本的な学びからより高い研究テーマへと段階的に発展させてゆく手法を学びます。大学生も、研究する専門テーマに対するinterpreterとしての役割を担うため、より高い分析能力と説明能力を身につけることができます。教師はfacilitatorとして生徒、学生の主体的研究活動を促進するための支援を行います。「自分たちで調べ、考え、発表し、行動を起こす」それが、TEAMでの学びの基本姿勢となります。

 

【2014年度 TEAM活動報告】

 

モティベーションアップ講座  7月5日(土) 13:30~15:00 
東洋英和女学院高等部の卒業生で、現在、NPO団体地球市民ACTかながわ/TPAK代表を務められる近田真知子氏をお迎えし、他では得られないミャンマーに関する最新の現地情報を伺うことができました。近田氏がミャンマーを始め、その近隣諸国に関わるきっかけをお聞きすることができ、誰もがこうした国々への奉仕に関われることを実感させられました。

 

リサーチアクティビティ  8月11日(月) 10:00~11:30 
モティベーションアップ講座以降、3グループに分かれて研究してきたことついて、中間発表を行いました。当日は、東洋英和女学院大学教授の滝澤三郎先生や近田さんを始め、ミャンマーについて研究なさっている東洋英和女学院大学や東京大学の学生の方々にご来校頂き、貴重なアドバイスを頂きました。発表の後、ミャンマーのお菓子でお茶の会を催しました。皆、経験のない不思議な味に、ちょっと戸惑っている様子でした。

 

「TEAM」シンポジウム  10月25日(土) 11:30~13:30 
外部向けの研究発表の場として、楓祭(文化祭)においてシンポジウムを開催しました。
当日は、外部の一般の方々、保護者、NPOや国際機関関係者の方々がいらしてくださり、生徒にとって大変やり甲斐ある発表の場となりました。
前半は本校生徒による研究発表、後半は大学生によるミャンマー研修の報告を行いました。発表後、国際関係の専門家のコメントやフロアからの質問、ご意見を伺い、これからのミャンマーに対する関わり方について議論が交わされました。

 

「TEAM」学校全体会  2月19日(木) 15:20~16:30
今年度の「TEAM」の活動の集大成として、「TEAM」参加対象学年の中3~高三までの生徒が一堂に会して、「TEAM」学校全体会が行われました。「TEAM」の参加生徒によるPowerPointを駆使した発表は大変見事なもので、ミャンマーとの関係を考えるモチベーションを皆に与えるには十分の内容でした。ミャンマーを紹介する場面では、全員参加型のクイズを用いたり、実際に民族衣装ロンジーを着て披露したりと、多くの工夫が見られました。この全体会の反響は大きく、「TEAM」の研究活動に関心を持った生徒が多くいるようで、全体会の後で次年度「TEAM」参加について質問をしてくる生徒が多数おりました。

 

次年度の「TEAM」では、高等部生のミャンマー巡見参加を計画中で、さらにボリュームアップして実施予定です。

NPO団体地球市民ACTかながわ/TPAK代表を務められる近田真知子氏をお迎えし、モティベーションアップ講座が行われました。近田さんは東洋英和の卒業生です。

ミャンマーの生の姿を伝える近田さんのお話は、大変考えさせられるものでした。

夏休み中に行われたリサーチアクティビティでの発表です。この二週間後に大学生達は、ミャンマー研修に行きました。

ミャンマーのお菓子を食べながらの、本校中高生と東洋英和女学院大学および東京大学の大学生との交流会の様子です。

10月に行われたシンポジウムでの生徒の発表の様子です。

シンポジウムでは、8月にミャンマー研修を終えた学生達の報告会も行われました。

2月の「TEAM」学校全体会の様子です。

ロンジーと呼ばれるミャンマーの民族衣装です。

全ての発表が、TEAMの参加生徒だけで作り上げたものです。日本と全く異なる部分と、似ている部分が混在するミャンマーの発表に、皆、興味深く聞き入っていました。

TEAMの活動を機会に、ソロプチミストクラブの生徒達がNPO団体地球市民ACTかながわ/TPAKのボランティアに参加しました。「TEAM」学校全体会の中で、TPAKから感謝状の贈呈式がありました。

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