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パイプオルガン

仕様

制作・設計 ライル兄弟オルガン製作所(オランダ)
完成 2006年2月
Manual Ⅰ(C-f3) prestant 8'
Roerfluit 8'
Octaaf 4'
Octaaf 2'
Mixtuur Ⅲ-Ⅴ
Manual Ⅱ(C-f3) Holpijp 8'
Viola di Gamba 8'
Speelluit 4'
Woudfluit 2'
Cornet Ⅳ from a0
Pedal(C-f1) Subbas 16'
Octaaf 8'
Tremulant Manual coupler Ⅱ-Ⅰ (hand-knob and shove)
Pedal coupler Ⅰ-P
Pedal coupler Ⅱ-P
ストップ数 実働12個
風圧 62mm
調律法 Neidhardt 1724
パイプ総数 846本

奉献礼拝

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パイプオルガン・ハンドベル・ティンパニの華やかな演奏で、礼拝が始まります。
その他、聖歌隊や5年生もオルガンに合わせて合唱奉仕しました。

豊かな響きのオルガンの奏楽に合わせて讃美歌を歌います。
この日の奏楽は、学院オルガンニストの河野先生が担当してくださいました。

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オルガンのために特別にお力添えをいただいた方々に、感謝状と記念品をお渡ししました。
ライル兄弟オルガン製作所のハンス・ライル社長とお父様のハンさんは、わざわざオランダからいらしてくださいました。

東洋英和の卒業生でオルガンニストの米山浩子先生が、特別演奏をしてくださいました。
オルガンの生まれ故郷オランダの作曲家の曲や、バッハ・ブクスデフーデの音色に耳をかたけます。

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ライル兄弟オルガン製作所からのメッセージ

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私たちは、世界中でもっとも美しい音色を持つ楽器は人間の声と考えています。
中世の時代より、オルガンは、歌声の伴奏として用いられてきました。
私たちライル社の哲学は、歌声の伴奏にふさわしい楽器を製作し 発達させていくことです。

オルガンを製作するということは、人間の声に適合していなければなりません。
オルガンの内部には、人間の声の発声に当てはまるいろいろな部分があります。
すべてのパイプには「口」と「唇」があります。
(オルガン前面に見える金箔がかぶせられている部分が、それにあたります)

オルガンの正面のパイプだけがこのオルガンのパイプではありません。
このオルガンには、12の声があります。
ちょうど、12人のメンバーがいる聖歌隊にたとえることができます。
8フィートの低声部は男声に、4フィートのパイプは女声に、2フィートのパイプは子どもの聖歌隊の声にあたります。
さらにヴァイオリンやフルート等の楽器に相当する音もあります。

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このオルガンには、1.5センチの小さなものから、 1.8メートルの大きなものまで合計して、846本の「声を出す」パイプがあります。
パイプは鉛製が108本、木製が30本、スズと鉛の合金製が708本あります。
素材の違いが音に影響を及ぼします。
完全な響きを出せるパイプは、暖かく快い音を生み出し、それでいて耳障りな音にはなりません。
そしてこのパイプが、東洋英和女学院小学部の講堂で声となります。

これらのパイプは、ちょうど人間の声と同じように空気の流れによって「歌い」ます。
このため、オルガンという楽器には「肺」が必要となります。
オルガンの後ろには、ふいごが設置され、これが「歌う人々」のために息をし、「風」を送り込みます。

美しく自然な音色を達成するためには、すべてを自然のもので制作しなければならないため、合成のものはひとつも使わないというのが鉄則です。
私たちは、質の高さを得るためには苦しい労力が伴うものだということを学びました。
人生では苦しい労働をすることなく質の高いものを達成できるということはないのです。
オルガンの製作にも同じことが言えます。
たとえば、木はデリケートなオルガンの部品やオルガンケースとして使われる前に、乾燥だけでも7~8年を必要とします。

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またパイプの音は、オルガンが部屋のどこにあるかが大変重要になります。
オルガンの図案は、講堂の壁にきっかり直角になるように設計しました。
ペダルパイプ(オルガン奏者の右側のオルガンケースの中にあるパイプ)の音は、 演奏者の正面にあるマニュアルパイプ(手鍵盤のためのパイプ)に
直接つながる機能をもっています。
よい反響を得るために、このようなオルガンケースの構図で製作しました。

このようにして私たちは、貴校の講堂に、形も音もぴったりあった美しい楽器を完成させました。

最後に、長期にわたり、講堂に上質なオルガンを設置することを目指した東洋英和女学院に感謝します。
この楽器によって、多くの児童が生涯にわたって、良い楽器で奏でられる良質な音楽を追い求めることを願っております。

ライル兄弟オルガン製作所
Han and Hans Reil

パイプオルガン・ダイアリー

2006/02/08 全校礼拝

パイプオルガンを使った、初めての全校礼拝が行われました。
全校生徒で、こどもさんびか「すずめやはとを」「かみよわたしの」を賛美し、聖歌隊は「主はガリラヤ湖の」を二部合唱で奉仕しました。

新しいオルガンの音色は豊かで、元気いっぱいの小学部の子どもたちの声を、しっかりと支えてくれます。

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2006/02/02 今日は、お別れです

1ヶ月に及んだパイプオルガン設置工事も、無事に終了しました。
お給食の時間に、全校生でお礼とさようならを言いました。
6年生が英語でお礼を言い、記念品をお渡ししました。

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2006/02/01 作業は順調に進んでいます

オルガン設置作業も、今日・明日で終了します。

子どもたちも、新しいオルガンの伴奏で歌うのを楽しみにしています。

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2006/01/31 美しい透かし彫り

パイプを出し入れしながら音を整えていくため、背面の扉が開かれています。
透かし彫りを通して、光が入り、とても美しいです。

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2006/01/26 8フィートの音が整いました

8フィートの音が整い、視聴が行われました。
小学部のパイプオルガンは、比較的小さな楽器ですが、8フィートの音色が5種類備えられています。
優しい音色から力強い音色まで、豊かに響きます。

作業には、脚立が使われていますが、高さが足りないためか、合唱台を上手く組み合わせて工夫しています。
整音スタッフも、床にサインをしていました!

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2006/01/25 新しいスタッフのご紹介

全校礼拝の後で、整音のために来日したスタッフお二人を、全校児童で歓迎しました。
スタッフのお一人、Mr.Koelewijnは、日本語では「クールワイン(冷たいワイン)」という意味のお名前だと知って、子どもたちは大喜びでした。

小学部のオルガンはL字型なので、簡単に倒れたりしませんが、大きな地震がきても危険がないように、オルガン背面と壁をつなぐ3本の鉄柱が、転倒をふせぎます。

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2006/01/24 整音作業が始まりました

ライル兄弟オルガン製作所から、2名の整音スタッフが来日して、整音作業が始まりました。

到着してすぐに、オルガンを試奏。
それぞれの音色を、ひとつひとつ念入りに確かめていました。
静かにオルガンの音色を聴いていると、オルガンと人の声はとてもよく似ているように感じます。
人が息を吸って声を出すのと同じように、オルガンもふいごの空気を使って音を出しているのが、よく分かります。

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2006/01/20 組み立て完了

ついに、パイプオルガンの組み立てが完了しました。
その素晴らしい出来栄えに、一日に何度も見に行ってしまいます。
今日は、譜面台横に鏡が取り付けられ、演奏者は振り返らなくても講堂内の様子がわかるようになりました。

お給食の時間に、組み立てスタッフに感謝とさようならをお伝えするひとときを持ちました。
6年生が、英語で素晴らしいオルガンを作ってくださったことにお礼を申し上げ、記念品をお渡ししました。
オーヴェルヴェックさんは、東洋英和の子どもたちのことをとっても可愛く思っていること、オルガンの音色を聞いたり、オルガンの伴奏で歌ったりして、もっと楽しい毎日を過ごしてほしい、とお話してくださいました。

ライル兄弟オルガン製作所のスタッフの皆さんは、自分たちのオルガンを誇りに思い、いつも誠実に作業に取り組んでくださいました。
素晴らしいオルガンを作ってくださったことに、本当に感謝します。

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2006/01/19 完成間近です

オルガン内部には、細いパイプも次々と入れられ、ついに完成間近です。

譜面台の上には、手元を照らすランプも取り付けられました。
オルガンの雰囲気に合わせて、古色仕上げの真鍮製のランプが選ばれました。

オルガン完成後に新設される床板の下に隠れる部分に、組み立てスタッフのサインを発見!

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2006/01/18 前面のパイプが入りました

オルガン前面に、パイプが美しく並びました。
パイプは、1本1本口で吹いて音を確かめてから、本体に設置しています。

歌口の部分に、金箔がはってあるのが、ライル兄弟オルガン製作所のオルガンの特徴です。
繊細な木工細工と、美しい金の歌口を持つこのオルガンは、とてもエレガントで、女の子の学校にふさわしく感じます。

全校礼拝のために講堂に入場してきた子どもたちも、うっとりと見つめていました。

午後にはオルガンが試奏され、美しい音色が豊かに講堂内に響き渡りました。

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2006/01/17 ついにパイプが入りました

昨日、音の順番に並べられていた木製のパイプが、オルガンの中に収められました。

演奏者の右手に、L字型に曲がっている部分は、足鍵盤のパイプが入る場所です。
特殊な形のオルガンですが、小学部の講堂のスペースにあわせ、座席をなるべく減らさずにオルガンが設置できるように考えられた形です。

オルガン下には、組み立てに必要な工具が、沢山ならんでいます。

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2006/01/16 細かい作業が続きます

今朝は、グラウンドのコンディションが悪く、外で朝礼ができませんでした。
オルガンの工事中ですが、講堂内で朝礼をしました。
英語科の町田先生のご指導で、スタッフの皆さんに「Good morning!」とご挨拶することができました。

オルガン工事は、細かい作業が続いています。
鍵盤とパイプのバルブをつなぐトラッカーを、一音一音調整しています。

講壇に積み上げられていた木製のパイプは、音の高さの順番に美しく並べられました。
いよいよ、外箱の中にパイプが収められるようです。

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2006/01/13 モーターがつきました

今日は、電気関係の工事が行われ、モーターが取り付けられました。
モーターが回ると、ふいごが上下してオルガンに空気が送り込まれます。(まだパイプが取り付けられていないので、音はなりませんが)
完成後には、モーターやふいごのある部分は見えなくなってしまうので、この部分は、今しか見ることができません。

オルガン前面にはストップが取り付けられ、だんだんオルガンらしい姿になってきました。
舞台上に並んでいた部品も、すっかり少なくなりました。

週末は、組み立て作業は、お休み。
来日スタッフ3人は、明日の朝早くから築地に遊びに行くそうですよ。

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2006/01/12 子どもたちが見学しました

パイプオルガン組み立ての作業を、子どもたちが見学しました。
「思っていたより大きい!」
「オルガンは大きいけれど、弾くところ(鍵盤)はすごく小さい」
「木の匂いがいい香り」
「英和のマークが入っているのがいい!」
「早くこのオルガンの伴奏で歌いたい」
などと、子どもたちは大興奮でした。

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2006/01/11 外箱がほぼ完成

午前中に、コンテナ車から講堂内への部品の運び込みを終了しました。

午後は、まず、ブロアー(送風機、オルガンのパイプに空気を送り込む装置)を組み立ててオルガンの後ろに当たる部分に設置しました。

次に、外箱を完成させるために、素晴らしい人間の力が発揮されました。
講堂内に運び込むだけでも、大きくて重たくて(100キロ以上!)大変だった大きな部品を、人の頭ぐらいの高さに持ち上げて、すでに設置されているオルガンの外箱の上におきます。
さらに、天板の部分も、リフトなどを使わず、人間の力だけで天井ちかくまで持ち上げて設置しました。

最初は、リフトを手配しないとと無理なのではないか?と言っていたのですが、ライル工房のオーベルヴェックさんが、「とにかく、試してみよう!」と、7人のオランダ人と日本人が力を合わせました。
脚立をうまく使って足場代わりにし、後は、とにかく「気合」と「根性」で組み立てました。

無事に天板が設置されたときは、感動的でした。
設置工事一日目にして、早くも外箱の骨組みが完成しました。

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2006/01/11 オルガン部品運び入れ

朝9時20分、コンテナ車が到着しました。

コンテナに積み込まれていたオルガンの部品を、ひとつひとつ丁寧に、講堂内に運び込んでいきます。

鍵盤が取り付けられる部分と、ペダルのパイプが入る部分は、設置場所においてあります。(L字型のオルガンです)

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2006/01/11 ご紹介

ライル兄弟オルガン製作所のスタッフの皆さんは、全校礼拝を一緒に守ってくださいました。
礼拝後には、子どもたちの前でご挨拶をしてくださいました。
いよいよ、これからオルガン工事が始まります。

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2006/01/10 組み立てスタッフ来日

オランダのライル兄弟オルガン製作所より、オルガン組み立てスタッフ3名が来日しました。
講堂改修工事の状況や、明日の搬入についての打ち合わせを行いました。
準備がきちんとできているか心配でしたが、満足していただけて、ホッとしました。

講壇向かって右側に、オルガンが設置されます。

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2005/12/27 東京港到着

オルガンは、無事、東京港に到着しました。
年明けには、税関審査を経て、小学部に届きます。

2005/11/24 完成記念演奏会

オランダのライル兄弟オルガン製作所にて、小学部のパイプオルガン完成記念演奏会が行われました。
この後オルガンは解体され、コンテナに入れられて港へと出発します。
日本へは、約1ヶ月弱の船旅です。

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