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トビタテ!留学 JAPAN 第1期生

「トビタテ!留学JAPAN」

学年:高二

期間:2015年

今日は、「トビタテ!留学JAPAN」日本代表プログラム【高校生コース】について紹介したいと思います。

私たちは、今年の夏休みに、文部省と民間会社が共同で後援する「トビタテ!留学JAPAN」日本代表プログラムの【高校生コース】第一期生として留学しました。

「トビタテ!留学JAPAN」日本代表プログラムの4つの特色について説明します。

一つ目は、多様な活動を支援することです。「世界に挑戦」「専門的な職業」「社会貢献」等を焦点に留学を支援します。

二つ目は、留学計画の支援です。学校教育かつフォウの一環として認めた留学計画を支援します。

三つ目は審査の観点や方法です。普通の奨学金制度は学力が関係しますが、この制度は社会が求める人物像を反映した審査をするため、学力は関係しません。

四つ目は留学事前事後のフォローが充実していることです。

留学中の支援だけでなく、事前・事後の研修、留学後の高校生ネットワークの構築をし、大学生コミュニティと連携します。

このプログラムは、留学を通してこれからの人生の目的を考えさせられる、大変有意義なプログラムであると思いました。

 

「トビタテ!」日本代表生には、3つの役割があります。

1つ目はGlobal Leaderになることです。

2つ目はAmbassadorになることです。留学期間中は「日本の大使」として日本の良さを発信します。

3つ目はEvangelistになることです。留学生増加のため「留学の伝道師」としての活動を行います。

私も明治大学で高校生対象の講演会で話したり、トビタテ高校生のサポート団体を作り、2期生以降のサポートをしてます。

 

6月13日、私たちは文部科学省内で行われた事前研修に行きました。

そこでは、留学に参加する約300名の高校生たちと、留学の目標についてディスカッションをしました。

全国から集まった高校生と真剣に話し合い、自己紹介や留学プラン、「私のトビタツ宣言」などを決めます。

発表では、まずサイレントウォークといって、A4サイズの自己紹介カードを持って、皆さんの前を歩きました。

次にグループごとに分かれ、ワークシートに基づいてミッションを発表し、ギフトと名付けられた緑色の付箋に、皆さんからアドバイスを書き込んだものをいただきました。

はじめて会った方なので、どのような事が書かれているのか不安な気持ちもありましたが、読んでみると本当に真剣な意見が書かれており、自分とは違った視点からの考え方や意見を知ることが出来ました。

私は幼稚園から英和に通わせていただいており、あまり他の高校生の方と接したことがありません。

同じ高校生でありながら、皆さんがとても大人に見え、少しカルチャーショックを受けました。

そのようなことも含め、事前研修に参加させていただいて良かったと思います。

 

次に、留学の生活について説明します。

私はオーストリアのウィーンにある、ウィーン国立音楽大学の夏季講習にピアノで参加しました。

学校内には学食があります。

メニューは少ないですが、単品でもセットでも選べ、セットだとスープかサラダにラザニアやピザといったメインディッシュとデザートが付いて、5ユーロぐらいだったと思います。

その他に、パンや飲み物なども購入できます。

学校内にはジュースの自動販売機があり1ユーロで購入出来ます。

現地に着いてから、レッスンの時間と教室の発表があります。

私の希望した先生は、ウィーン国立音大の教授の先生でしたが、この夏季講習にはドイツやパリの音大の先生方もいらしてレッスンをされていました。

レッスン室は日本と同じか少し広い感じで、ピアノは2台ありました。

レッスン以外に学校の講義などはなく、あとは他の生徒のレッスンを見たりと、フリータイムになります。

もちろんフリータイムにも練習します。

練習室はホテルに3か所、大学に11部屋、それ以外は個人的に近くの貸練習室を借ります。

その他、友人とオペラやコンサートに出かけました。

この時期、大きな劇場でのオペラはないので、シェーンブルン宮殿内の劇場や、郊外で行われる湖上オペラを観ました。

有名な楽友協会では、ウィーン名物とも言えるモーツァルトコンサートを聴きました。

街中の教会では昼夜を問わず、コンサートが行われています。

チケット代はかかりますが、だいたい学生料金が適用されて、大人の半額くらいで入れます。

博物館や美術館、郊外のハイリゲンシュタットにあるベートーヴェンハウスにも行きました。

また話題のクリムトの絵も観ました。

 

私が参加した夏季講習プログラムには遠足があり、シューベルト記念館に行きました。

そこには教会もあり、ちょうど日曜日だったので礼拝の様子を見ることが出来ました。

隣接されたホールで、一般の方をよんで有料のコンサートがありました。

そのコンサートは夏季講習の参加者の中から、あらかじめ選ばれた人が演奏出来るのですが、幸運なことに私も演奏させていただきました。

先生のお兄様のお家をお借りして、コンサートも行われました。

このコンサート自体、予定にはなかったのですが、突然することになり、こちらでも演奏をさせていただきました。

演奏会後は、先生のご家族がピアノ以外の楽器も使って演奏し、その横で立食パーティーが行われ、今思うと一番思い出に残りました。

 

私は7/13~8/13の5週間、イギリス、オックスフォードにあるInternational Houseというsummer schoolに参加しました。

この学校には毎年約30ヶ国から350名ほどが集まります。

私にとっては今年で3度目の参加でしたが、初めてこの学校でコースの最初から最後まで過ごしました。

私にとってここは特別な場所で、私が英語を好きになるきっかけを与えてくれた、素敵な先生やスタッフ、友達が集まる場所です。

この学校は全寮制で、素晴らしい施設が揃っています。

休み時間は中央にある芝生で友達と話したり、スポーツをして過ごします。

学校はとても広く、端から端まで歩くと30分以上かかります。

ダイニングでは、ビッフェスタイルのお食事をいただきます。

イギリスはご飯が美味しくないとよく言われますが、ここのご飯はとても美味しかったです。

教会もありますが、私がいる間には、一度も礼拝は行われませんでした。

美しいステンドグラスが印象的でした。

教会の隣にActivity Officeがあます。

テニスラケットやバレーボールなどがたくさん置いてあり、休み時間は自由に利用することができます。

ほかにダンススタジオ、テニスコート48面、ゴルフコース、サッカーフィールド、屋内プール、美術専用の建物など、素晴らしい施設が整っています。

ここには男子寮が3つ、女子寮が4つあります。

一部屋は1~3人で、スタッフたちも寮に一緒に住むので、困った時はいつでも助けてくれます。

また学校にはナースもいるので、安心して生活することができます。

寮にはcommon roomという部屋があり、キッチンやシャワー、トイレやリビングなどがそろい、快適に過ごすことができます。

ホールではmeetingやactivityなどを行います。

 

ここでの1日は、朝のmeetingからスタートします。

その日の流れが連絡され、授業に向かいます。

午前の授業は、3時間あり、1クラス15名程度で行われます。

模擬裁判を行ったり、環境問題について話しあったり、ファッション誌を作ったり、商店街でインタビューをしたりと幅広い分野に取り組みました。

また、週1度行われるプレゼンテーションに向けて、1週間かけてクラスメイトと準備を進めました。

授業の後はランチタイムです。

学校から徒歩3分の距離に商店街があり、ランチタイムに自由に行くことができます。

商店街にはスーパーや文房具店、本屋など、必要最低限のお店が揃っています。

日曜日にはfree marcketが開かれていました。

午後のレッスンは、英会話、テニス、ゴルフ、アート、バスケ、サッカー、ドラマの中から、自分がやりたいものを毎週選択します。

私はテニスとダンスの授業に参加しました。

テニスはレベル別に分かれていて、私がいたプロフェッショナルクラスには世界ジュニアで戦っている子などいて、毎日とても刺激されました。

ダンスではヒップホップからサンバまで、毎週違う種類のダンスに取り組み、2週間に一度行われるタレントショーにも参加します。

 

その後はafternoon activityを行います。毎日違うactivityが6種類ほど用意されていて、参加したいものにsign upします。

天気の良い日に芝生の上で行うヨガは、とてもリラックスできて気持ちの良いものでした。

cream teaは日本でいうafternoon teaで、ホテルに行って紅茶とサンドウィッチ、ケーキ、焼きたてのスコーンをいただきます。

cup cake makingは電子レンジで簡単にできるので休み時間に友達とスーパーで材料を買ってきてよく作っていました。

その後、夕食を食べ、evening activityに参加します。

evening activityは,毎日様々です。

talent showではステージでダンスとピアノを披露しました。

ポーカートーナメントでは優勝し、景品のドミノピザ10枚は、友達とおいしく食べました。

私の一番のお気に入りはdiscoです。

毎週火曜日の夜、次の日に帰ってしまう友達との別れを惜しむために行われます。

みんなで踊ったり、カップル成立をお祝いしたり、写真をたくさん撮ったりと、思い思いの過ごし方をします。

この夜が1週間で最も盛り上がる夜でもあります。

その後house meetingを行って、23時に就寝です。

 

毎週火曜日の午後はOxford市内に、水曜日は各地の観光地に、木曜日はLondonに出かけました。

OxfordにはChrist Churchという、ハリーポッターの舞台があります。

Londonでは大英博物館、Big Benなどの有名な場所から、Replays Museumのようあまり知られてはいないけれど魅力的な博物館も訪れました。

博物館の後は、Oxford Streetで買い物をしました。

ほかにもBathやStratfordなど、たくさんの場所を訪れることができました。

 

ここで出会える仲間たちは、私にとってかけがえのない存在となっています。

国も宗教も共に過ごした時間も異なるのにも関わらず、最後の夜は共に泣き、帰国した後もskypeやFacebookなどで連絡を取り合っています。

地震があったときはすぐに連絡してくれたり、つい昨日もタイから素敵なクリスマスプレゼントが私のもとに届きました。

 

最後に私の大好きなスタッフを紹介します。

どんなときでも生徒のことを一番に考えてくれ、真夜中でも時間を問わず困ったときには助けてくれる彼らは、仕事を仕事としてではなく、自分達自身も楽しんでいて、私の目標です。

来年以降は、彼らの一員として、この場で働けることを願っています。

 

今回の留学は、私の将来を大きく変えるものとなりました。

最初は英語のクラスについていけなかったり、日本人は英語が話せないというレッテルをはられたりと、辛いことばかりでした。

しかし最後には毎週一番頑張った生徒がもらえる賞を受賞することができました。

この賞は、3年前に私が初めてこの学校に行ったときからの目標でした。

そんな経験があったからこそ、大学やその先の進路をどうするのか、どうしたら良いのか、はっきりと見えてきました。

それが高校留学の魅力だと改めて感じました。

 

帰国後の10月29日、私たちは東洋大学で行われた事後研修に行き、4つのことに取り組みました。

1つ目は自分の留学の報告(MYトビタテ共有シート)を利用したサイレントウォーク、2つ目はMy Gift Curve、3つ目は私のmission振り返りシート、4つ目は私の未来のmission作成シートです。

これらをもとにグループディスカッションを行い、留学を振り返り、ギフトを交換し合いました。

事前研修と違ったのは、5年後を想像してのhero interviewと、留学中の気持ちの変化を簡単なグラフにして発表したことです。

 

重ねてになりますが、このプログラムで海外留学というかけがえのない経験をさせていただきました。

そしてこのプログラムを通じて、他の高校生と様々なディスカッションができたことも大きな刺激でした。

いろいろな目標を持った日本中の高校生と出会い、今もSNSを通じて交流出来ていることは、とても良い刺激になりました。

この研修を通して自分の目標を考える機会を作っていただきました。

このような機会をいただいたことに本当に感謝したいと思います。

そしてもしできるなら、是非皆さんにも参加していただき、人生の目標について考えて欲しいと思います。

申し込みにあたっては様々なハードルもありますが、合格のポイントは熱意だと思いますので、どうぞ頑張ってみてください。

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